タイトル等
リアル(写実)のゆくえ
高橋由一、岸田劉生、そして現代につなぐもの
会場
姫路市立美術館
会期
2017-09-23~2017-11-05
(前期:10月15日(日)まで、後期:10月17日(火)から)
休催日
月曜日(ただし10月9日は開館)、10月10日(火)
開催時間
10:00~17:00
(入場は16:30まで)
観覧料
一般1000(800)円、大学・高校生600(400)円、中学・小学生200(100)円
※ ( )内は前売・20人以上の団体料金
前売券取り扱い場所(9月22日まで)姫路市立美術館友の会、キャスパホール、兵庫県立歴史博物館、神姫観光姫路旅行センター、ヤマトヤシキ友の会、中井三成堂、加古川総合文化センター、兵庫県立美術館
主催者
姫路市立美術館/ NHKプラネット近畿
協賛・協力等
後援:NHK神戸放送局
概要
「鮭」の絵でしられる日本洋画の先覚者、高橋由一。彼は江戸時代より徐々に将来された西洋画の迫真の写実表現に感動し、洋画家を目指しました。以来、実に多くの画家たちがこの西洋由来の写実技法を学び、さざまな作品が生まれ ます。
その一方で早くも明治中期には、黒田清輝が外光派風の作品を発表し、その親しみやすさから写実絵画は穏健な叙情性を重んじることとなり、これが日本の官展アカデミズムの主流となります。以後、近代以降の日本の美術史は、外光派風写実と、それに反発する印象派以後の美術(モダニズム)の流れで語られています。
由一が衝撃を受けたリアリズム、迫真の写実は、大正期の岸田劉生などの諸作に引き継がれるものの、美術史の表舞台からは後退した感が拭えません。劉生以外にも、写実の迫真性に取り組んだ画家たちも少なからずいましたが、その多くは異端の画家として評価され現在に至っています。
近年、細密描写による写実が注目を集めています。また、磯江毅のように高橋由一をオマージュする作品を描く現代画家たちも目立ちます。
そこで本展は、移入されてから一五〇年を経た写実表現がどのように変化し、また変化しなかったのか、日本独自の写実が生まれたのか否か、を作品により検証します。
明治から現代までの写実絵画を展観することで、写実のゆくえを追うものです。
イベント情報
子どもギャラリーツアー「リアルって何?」
9月30日(土) 当館学芸員をナビゲーターに、楽しく展覧会場をめぐります。
参加方法:各回先着20人
会場:企画展示室(企画展の観覧券が必要、当日に限り半券可)
対象と時間:小学校1~3年生 午前10時30分~午前11時30分 小学生4~6年生午後2時~午後3時 ※小学生以上も参加可能ですが、内容はそれぞれの対象にあわせたものとなります。

ギャラリー・トーク
9月30日(土)午後2時より当館学芸員が、展示室で作品の解説をします。
会場:企画展示室
参加方法:先着20人(午後1時30分に展示室前にて整理券配布、企画展の観覧券が必要、当日に限り半券可)

解説会
10月7日(土)午後2時より(午後1時30分開場)展覧会の見所を、画像を使って解説します
講師:当館学芸員
会場:2階講堂
参加方法:先着100人

鼎談イベント「リスル(写実)のゆくえを語る」
10月22日(日)午後2時より (午後1時30分開場)
本展の出品作家の木下晋氏と、本展の企画者2人が、この度の展覧会の意義、自作におけるリアル(写実)についてなどを語ります。
講師:木下晋氏(美術家/本展出品作家) 木本文平氏(碧南市藤井達吉現代美術館館長) 山田真規子(本展担当学芸員)
会場:2階講堂
参加方法:先着100人
展示替え情報
※会期中、3点の展示替えがあります(前期:10月15日(日)まで/後期:10月17日(火)から)
会場住所
〒670-0012
兵庫県姫路市本町68-25
交通案内
JR・山陽電車 姫路駅より、神姫バス ⑦または⑧乗り場から [3] [4] [5] [61] [62] [64] [81] [82] [84] [86] 乗車約8分、「姫山公園南・医療センター・美術館前」下車すぐ。
姫路駅より 徒歩約20分 (姫路城東隣)。
※美術館には駐車場がありませんので近隣の駐車場(有料)をご利用ください。
※上記路線バスのほか、姫路城ループバスも停車します (停留所は「美術館前」)
ホームページ
https://www.city.himeji.lg.jp/art/
兵庫県姫路市本町68-25
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