京都を軸として関西には美術・工芸を学ぶ大学が集まり、毎年優秀な卒業生が数多く巣立って行きます。 しかしながら卒業と同時に作品制作の機会も、発表の場も、ともに切磋琢磨した仲間も、極端に減ってしまいます。せっかく育った優秀な才能を少しでも発揮できる場が提供できないものか、との想いを込めて企画しました。
毎年ジャンルを変え、在学 生から卒業後5年以内の作家を関西の主要な芸術系大学からご推薦いただき一堂に作品を発表します。三回目の今回は「彫刻」に焦点を当てました。
最近では多様な素材で表現の幅も広がり、新たな「彫刻」に挑む作家が台頭しています。これから活躍する若い作家たちが同じ空間で作品を展示し、交流することで互いを刺激しあい、新たな制作の可能性が広がる機会となればと思います。この展覧会をきっかけに若い作家が大きく羽ばたき、新たな活動を切り開いていけますように。彫刻のtomorrowを目指して。 ギャラリーマロニエ