タイトル等
デカダンスの気配
―新視点 培広庵コレクション―
会場
笠岡市立竹喬美術館
会期
2017-09-22~2017-11-05
休催日
月曜日 10月9日(月・祝)は開館し、10日(火)は閉館します
開催時間
9:30~17:00
(入館は16:30まで)
観覧料
一般800(650)円
※( )内は団体20名以上 高校生以下 無料(学生証を提示してください。)
※笠岡市内在住の65歳以上の方は無料、笠岡市外在住の65歳以上の方は団体料金(住所年齢のわかるものを提示してください)
※前売は一般個人のみ700円
主催者
笠岡市立竹喬美術館
協賛・協力等
共催:山陽新聞社
概要
このたび笠岡市立竹喬美術館では、近代日本画における女性表現の珠玉を蒐集したコレクションとして知られる培広庵(ばいこうあん)コレクションを、「デカダンスの気配」という新たな視点でご紹介します。
明治以降の日本画の一領域にある美人画は、復古的な表現を主流としつつも、自我の芽生えにより、次第に時代や社会に対する自己意識を表出する表現を生み出します。特に明治末期から大正初期にかけては、日清・日露戦争を経た社会矛盾に対する反動や、またフランスやイギリスの耽美主義から受容した享楽的な思潮が文芸界を包み込みます。女性表現においても、虚無的で退廃的な傾向を帯びた作品が登場します。この「デカダンスの気配」は、画家ごとに濃淡の度合いは異なりましたが、この時代を彩り、個性の際立つ百花を咲かせました。
培広庵コレクションには、優美で高品な上村松園や鏑木清方の作品とともに、東京の山川秀峰、京都の甲斐庄楠音、大阪の北野恒富に代表される「デカダンスの気配」を帯びた作品が多く含まれています。また、金沢に生れ京都で学んだ紺谷光俊の作品群は、金沢ならではの優艶な美を紡いでおり、本コレクションの意義ある地方色を形成しています。新しい視点で見直した培広庵コレクションの魅力を、46名の作家による79点の作品によって、存分に堪能していただければ幸いです。
イベント情報
●講演会
「東都の女性美-清方が目指した世界-」
要申込
今西彩子氏(鎌倉市鏑木清方記念美術館 学芸員)
10月1日(日) 15:00~16:30

●講座
「デカダンスの気配をさぐる」
要申込
上薗四郎(当館館長)
10月22日(日) 13:30~15:00

●学芸員による対話型ギャラリートーク
9月24日(日)、10月15日(日)
各日13:30~14:30

詳細は美術館にお尋ねください。(tel.0865-63-3967)
ホームページ
https://www.city.kasaoka.okayama.jp/soshiki/30/dekadan.html
会場住所
〒714-0087
岡山県笠岡市六番町1-17
交通案内
山陽自動車道 笠岡I.C.から 15分

JR山陽本線 笠岡駅から
・タクシー 5分

・徒歩 25分

・笠岡駅前4番のりば
神島(こうのしま)循環 / 乗時(のりとき)行き / 美の浜(みのはま)行き
「市民会館・竹喬美術館前」下車すぐ
所用5分・150円
ホームページ
https://www.city.kasaoka.okayama.jp/site/museum/
岡山県笠岡市六番町1-17
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