タイトル等
練馬区独立70周年記念展
19世紀パリ時間旅行
失われた街を求めて―
会場
練馬区立美術館
会期
2017-04-16~2017-06-04
休催日
月曜日
開催時間
10:00~18:00
*入館は17:30まで
観覧料
一般800円、高校、大学生および65~74歳600円、中学生以下および75歳以上無料
(その他各種割引制度あり)*一般以外の方(無料・割引対象者)は年齢等の確認できるものをお持ちください。

観覧料相互割引
特別展「映画に魅せられた文豪・文士たち-知られざる珠玉のシネマガイド-」
会期:4月22日[土]~6月11日[日]
会場:練馬区立石神井公園ふるさと文化館(西武池袋線「石神井公園」駅下車徒歩15分/問合せ:03-3996-4060)
本展と上記展覧会にて相互割引を行います。会期中、それぞれの展覧会の半券を各館窓口でご提示いただくと、各種料金から100円引きでご覧いただけます。(1枚につき1名様有効)
主催者
練馬区立美術館(公益財団法人 練馬区文化振興協会)、毎日新聞社
協賛・協力等
後 援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協 力:新潮社、公益財団法人 京都服飾文化研究財団
概要
フランス文学者の鹿島茂氏(明治大学教授、フランス文学者)による「失われたパリの復元」(『芸術新潮』連載)をもとに、19世紀パリの全体像に迫る展覧会を開催します。
パリのはじまりは遡ること紀元前3世紀、以後少しずつ拡大し、ヨーロッパを、世界を牽引する近代都市として形成されました。その長い歴史の中で、もっとも衝撃的な出来事が第二帝政期(1852-70)に行われた「パリ大改造」(1853-70)です。しばしば「パリの外科手術」とも呼ばれるこの大改造は、時の皇帝ナポレオン3世(1808-73/在位:1852-70)の肝いりで、1853年にセーヌ県知事に就任したオスマン男爵(1809-91)によって着手されました。都市としての基本部分こそ大きな変化なく引き継がれましたが、ナポレオン3世の治世当初とその終焉の年ではパリの景観は様変わりしました。この大改造によって、現代のパリに続く都市の骨格が形成されたのです。
1870年代に入り、大手術を経たパリの景観は、印象派をはじめとした画家たちの格好の題材となりました。それは新しいパリが、同時代の芸術家にとって創作の源泉となったことを意味しており、言い換えれば、近代都市の成立は近代美術の形成とも連動していると指摘できるでしょう。
また、この大改造では、多くの犠牲も強いられました。パリ中心部では、下層民の過密状態の劣悪な居住環境は改善されることなく、都市部の労働者や職人はパリ周縁部へと強制的に追いやられ、破壊と変化に人々は翻弄されました。苦しみと不満が募る中で、昔ながらの街並みや消滅したコミュニティを懐かしむ声が聞こえはじめます。懐かしいパリの路地風景を版画におこしたアドルフ・マルシアル・ポテモン(1828-83)の『いにしえのパリ』(1866)には、そのようなノスタルジーが反映されているのです。これは、ユゴーやバルザックに描かれたかつてのパリを私たちに伝える唯一の版画連作です。
本展では、絵画や衣装など多様な美術作品を通して、パリの歴史を辿り、大改造以前・以後のパリを紹介します。
19世紀の首都―パリという都市と社会、そして美術を見つめるタイム・トラベルに出発です!
イベント情報
A《鹿島茂によるギャラリートーク》
4月21日[金] 15:00~(1時間程度)
*事前申込不要。参加には当日の観覧券が必要です。

B《特別講演会》
1 鹿島茂(明治大学教授、フランス文学者)
「オスマン大改造以前・以後のパリについて」
5月13日[土] 15:00~16:30
【申込締切4月28日[金] <必着>】

2喜多崎親(成城大学教授[西洋美術史])
「美術と建築から見るオペラ座」
5月14日[日] 15:00~16:30
【申込締切4月28日[金] <必着>】

3深井晃子(京都服飾文化研究財団理事、名誉キュレーター)
「パリジェンヌの発見―首都の華とモード」
5月20日[土] 15:00~16:30
【申込締切5月6日[土] <必着>】
[1~3共通]
定員:中学生以上70名(事前申込・抽選)*参加には観覧券(当日以外の半券でも可)が必要です。

C《学芸員によるギャラリートーク》
5月25日[木] 15:00~(30分程度)
*事前申込不要。参加には当日の観覧券が必要です。

B申込方法:①イベント名②住所③氏名(ふりがな)④年齢(学年)⑤電話番号を記入の上、往復ハガキまたはEメール(event-museum@neribun.or.jp)にて練馬区立美術館へ。
Eメールのタイトルは、「(希望イベント)申込」<例「○月○日講演会」申込>と記載すること。
*1通のハガキ・Eメールで2名まで応募可(連名で記入)。
*1つのイベントにつき1通のハガキ・Eメールで申込のこと。まとめての応募は不可。
その他、展覧会関連のワークショップなどを予定しています。

<若村麻由美の劇世界>朗読と音楽の公演
ワルツ~カミーユ・クローデルに捧ぐ~
出演:若村麻由美(朗読)/坂東祐子(パフォーマンス)/馬場翔太郎(ピアノ)
音楽:坂田晃一(チェロ)テーマ曲『カミュ―のワルツ』
4月29日[土・祝]・30日[日] 18:30開演 会場:当館ロビー

【関連企画】
「パリと音楽家たち 小林愛実ピアノ・リサイタル」
(5月20日[土] 練馬文化センター小ホール)
「フランス映画傑作選」
(6月3日[土]・4日[日] 大泉学園ゆめりあホール)
[問合せ:(公財)練馬区文化振興協会 03-3993-3311]
その他、レコードコンサートを開催します。
[ワルツ]チケットの販売や各種イベントの詳細は、ホームページをご覧ください。
展示替え情報
会期中展示替えがあります。
ホームページ
https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=201702111486797027
会場住所
〒176-0021
東京都練馬区貫井1-36-16
交通案内
【鉄道】
西武池袋線 「中村橋」駅 徒歩3分
※改札は1か所です。改札を左に出て、線路沿いの道を石神井公園駅方面に130メートル先の右側です。

都心からも意外に近い!
・池袋駅から 16分 (西武池袋線 各駅停車利用)
・渋谷駅から 約30分 (東京メトロ副都心線直通 急行利用)
・有楽町駅から 約40分 (東京メトロ有楽町線直通 各駅停車利用)
・六本木駅から 約40分 (都営大江戸線利用、練馬駅で乗換)

【バス】
関東バス 「中村橋」停留所より 徒歩5分
・阿佐ヶ谷駅北口~中村橋 【阿01】系統 終点
・荻窪駅北口~中村橋 【荻06】系統 終点
・荻窪駅北口~練馬駅 【荻07】系統 「中村橋」下車
ホームページ
https://www.neribun.or.jp/museum.html
東京都練馬区貫井1-36-16
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