荻野はファッションイラストレーターとして活躍後、パステル画に転じ色を重ねひっかく、また塗るという重厚な画面で深い心情風景を展開する画家です。生きることすなわち絵を書くことと言い切る一途さを持った作家です。
作者の言葉
オイルパステルのみで発表しだして11年目になります。長い間水彩画を描いてきましたが、オイルパステルは脇役として支えてくれました。ある時オイルパステルで描いた後、擦ってみましたら、え?これは何だ!!という驚きがありました。それからはオイルパステル一筋ですが、最近では水彩、鉛筆など他の材料も併用しています。1点1点違う表現を追及し続けています。