タイトル等
小村雪岱と資生堂書体
意匠部設立百年 文字に遊ぶ雪岱のデザイン
会場
資生堂アートハウス
会期
2016-07-12~2016-09-25
休催日
月曜日 (月曜日が祝祭日の場合その翌日)
夏期休館=8月15日(月)―18日(木)
開催時間
10:00~17:00
入館 16:30まで
観覧料
無料
概要
装幀、挿絵、舞台美術など幅広い創作に才能を発揮した日本画家、小村雪岱(こむら せったい・一八八七―一九四〇)は、本年設立百年を迎えた資生堂意匠部(現 宣伝・デザイン部)創設期におけるデザイナーの一人でした。
一八七二年に洋風調剤薬局として起業した資生堂は、化粧品事業に転換した当初からデザインや宣伝の重要性に着目し、初代社長福原信三は自らが主導して意匠部を設立。独自のデザインポリシーに貫かれた商品や宣伝制作物を世に送り出しました。
このような中、東京美術学校(現 東京藝術大学)で日本画を学んだ小村雪岱が入社します。意匠部に籍を置いたのは一九一八年から一九二三年までの五年間でしたが、この間に雪岱は、現在に至るまで弊社独自の文字として使われ続けている「資生堂書体」の基礎を築きました。資生堂書体は、しなやかさと強さを兼ね備えた優美なもので、さまざまな形で資生堂の商品や制作物に使用され、資生堂のイメージを普遍化させることに貢献してきました。
今回開催する「小村雪岱と資生堂書体」展は意匠部設立百年にちなみ、雪岱の作品と、そこから触発されたさまざまな言葉や文字、あるいは詩文などを、現代の宣伝・デザイン部デザイナーが資生堂書体で描いて展示します。
雪岱の粋で瀟洒な絵画世界とさまざまな文字が共鳴し、また、切り結びながら創りあげる展示空間をお楽しみください。
また、会場には雪岱による装幀本を併せて展示し、書籍を彩るための文字のデザインにも優れた足跡をのこした、雪岱の創作世界をご紹介します。
イベント情報
学芸員によるギャラリートーク
7月22日(金)、23日(土)・8月26日(金)、27日(土)・9月16日(金)、17日(土)
14:00より 約30分間

対談「有田焼四百年と今右衛門」
7月24日(日)
ゲスト:十四代 今泉今右衛門氏 (重要無形文化財保持者「色絵磁器」)
熊倉功夫氏 (MIHOミュージアム館長、静岡文化芸術大学前学長)
時間:14:00―15:30
会場:掛川グランドホテル
定員:100名、要申込 (電話受付・先着順)
聴講料:無料

子どものためのワークショップ
「日本画を描く、うちわ絵を描く」
8月6日(土)・7日(日)
時間:13:00―16:00
会場:資生堂アートハウス
講師:古賀文子 (日本画修復家)
定員:各日10名 (小学校4年生―中学生)
申込期間:電話受付・7月1日(金)―26日(火)
教材費:500円
小村雪岱の団扇絵にちなみ、日本画で文様を描いた自分だけの団扇を創ります。

● 詳しいお問い合わせは資生堂アートハウスまで。
ホームページ
http://www.shiseidogroup.jp/art-house/exhibit/project.html
会場住所
〒436-0025
静岡県掛川市下俣751-1
交通案内
JR「掛川駅」下車、南口より タクシーで5分、徒歩25分。

バス「掛川駅」南口より、市街地循環線(南回り)、「資生堂アートハウス 入口」下車。
※「掛川駅」南口からの所要時間は、下車後の徒歩を含め、約15分。

東名高速 「掛川IC」より車で7分。 新東名高速 「森掛川IC」より車で30分。
ホームページ
https://www.shiseidogroup.jp/art-house/
静岡県掛川市下俣751-1
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