タイトル等
聖なるもの、俗なるもの メッケネムとドイツ初期銅版画
いつの世も、人間は滑稽だ。
会場
国立西洋美術館
会期
2016-07-09~2016-09-19
休催日
月曜日(ただし、7月18日、8月15日、9月19日は開館)、7月19日(火)
開催時間
午前9時30分~午後5時30分
(金曜日は午後8時)
*入館は閉館の30分前まで
観覧料
一般 1,000円(800円)、大学生 750円(600円)、高校生 500円(300円)
*( )内は20名以上の団体料金 *中学生以下は無料 *心身に障害のある方と付添者1名は無料(入館の際に障害者手帳をご提示ください)
*チケット販売(当日券のみ):国立西洋美術館、イープラス、ローソンチケット、チケットぴあ、セブン-イレブンなど各プレイガイド、国立西洋美術館ホームページ上のオンラインチケット
主催者
国立西洋美術館、ミュンヘン州立版画素描館、東京新聞
協賛・協力等
協力:全日本空輸株式会社、ヤマトロジスティクス株式会社、西洋美術振興財団
概要
イスラエル・ファン・メッケネム(c.1445-1503)は、15世紀後半から16世紀初頭にライン河下流域の町で活動したドイツの銅版画家です。当時人気のショーンガウアーやデューラーら他の作家の作品を大量にコピーする一方、自画像としても、夫婦のダブルポートレートとしても、銅版画では初めての現存例とされる《メッケネムと妻イダの肖像》のような新しい試みもいち早く取り入れました。また、作品の売り出しにも戦略を駆使するなど、その旺盛な活動から生まれた作品は今日知られるだけでも500~600点余りにのぼります。
メッケネム作品の多くはキリスト教主題をもち、人々の生活における信仰の重要性をしのばせます。もっとも、版画の前で祈る者に罪の許しを約束した《聖グレゴリウスのミサ》など、中には当時の信仰生活の「俗」な側面が透けて見えるものも含まれます。また、当時ドイツの版画家たちは、まだ絵画では珍しかった非キリスト教的な主題にも取り組むようになっていましたが、メッケネムも、男女の駆け引きや人間と動物の逆転した力関係などをユーモアと風刺を込めて描いています。
本展は、ミュンヘン州立版画素描館や大英博物館などからも協力を得て、版画、絵画、工芸品など100点余りで構成されます。聖俗が混じり合う中世からルネサンスへの移行期にドイツで活動したメッケネムの版画制作をたどるとともに、初期銅版画の発展と受容、コピーとオリジナルの問題、作品に映された当時の社会の様相などにも目を向けます。
イベント情報
[関連講演会]
7月9日(土) 14:00―15:30 ※同時通訳付き
アヒム・リーター (ミュンヘン州立版画素描館15~18世紀ドイツ部門主任学芸員)

8月6日(土) 14:00―15:30
平川佳世 (京都大学大学院准教授)

8月27日(土) 14:00―15:30
中田明日佳 (国立西洋美術館研究員)

会場:国立西洋美術館講堂 (地下2階)
定員:各回先着140名
(聴講無料。ただし、聴講券と本展の観覧券が必要です。)
参加方法:当日12:00より、館内インフォメーションにて本展の観覧券をお持ちの方お一人につき一枚聴講券を配付します。会場へは、開演の30分前からご入場いただけます (自由席)。

[スライドトーク]
展覧会の見どころやおもな作品について、スライドを使って説明します。
日時:7月15日(金)、8月12日(金)、9月9日(金) 各回18時から 約30分
解説:中田明日佳 (国立西洋美術館研究員)
会場:国立西洋美術館講堂 (地下2階)
定員:各回先着140名
(聴講無料。ただし、本展の観覧券が必要です。)
参加方法:直接講堂にお越しください (開場時間は各日とも開演30分前)。

*講演会・スライドトークの最新情報は、ハローダイヤルまたは公式ホームページをご確認ください。
ホームページ
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2016meckenem.html
展覧会問合せ先
ハローダイヤル 03-5777-8600
会場住所
〒110-0007
東京都台東区上野公園7-7
交通案内
JR上野駅下車(公園口) 徒歩1分
京成電鉄京成上野駅下車 徒歩7分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅下車 徒歩8分
*駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
ホームページ
https://www.nmwa.go.jp/
東京都台東区上野公園7-7
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