タイトル等
中国工芸名品展
―陶磁・金工・漆工―
会場
大和文華館
会期
2016-08-26~2016-10-02
休催日
毎週月曜日
(ただし9月19日<祝>は開館し、翌20日<火>が休館)
開催時間
午前10時~午後5時
入館は午後4時まで
観覧料
一般 620円 高校・大学生 410円 小学・中学生 無料
※20名以上の団体は相当料金の2割引で引率者1名無料
※「障がい者手帳」をお持ちの方とご同伴者1名2割引
概要
中国の工芸は、多様な技術を磨き、洗練を加え、魅力的な作品を生み出してきました。本展観では、中国工芸より陶磁・金工・漆工に注目し、その名品を展示します。
中国の陶磁は、世界に先駆けて青花磁器 (せいかじき) を生み出したことに代表されるように、先進的な技術に満ちています。大和文華館の中国陶磁は、時代や技法のバリエーションが豊かであり、漢時代の緑釉 (りょくゆう)、唐時代の三彩 (さんさい)、北宋・南宋時代の白磁や青磁、元時代の釉裏紅 (ゆうりこう)、明時代の青花や五彩 (ごさい)、清時代の紛彩 (ふんさい) など、世界をリードしてきた中国陶磁の流れを一覧することができます。
中国工芸の歴史の中でも、殷 (いん) から唐の古い時代を中心に隆盛したのが金工です。豪華な輝きをもつ金工は、富と権力の象徴であり、力強い造形や精緻な装飾が施され、祭祀や儀式、宴会を彩りました。
中国の漆工は約六千年前まで遡りますが、洗練された作品が残されるのが漢時代以降です。滑らかで美しい光沢の漆塗り、塗り重ねた漆を彫って文様を表す彫漆 (ちょうしつ)、貝殻を切り嵌め込む螺鈿 (らでん)、文様を彫り色漆をうめる存星 (ぞんせい) など、多彩で華麗な装飾技法が展開しました。
悠久の歴史の中で熟成された中国工芸の深い魅力をご堪能頂ければ幸いです。 (担当 宮崎もも)
イベント情報
列品解説
毎週土曜日 午後2時から (当館学芸部による)

特別講演
9月25日(日) 午後2時から 講堂にて
「中国金工品のうつろい―殷周の青銅器から唐代の金銀器まで―」
九州国立博物館主任研究員 川村佳男氏

日曜美術講座
9月4日(日) 午後2時から 講堂にて
「明の陶磁の魅力―黄地紫彩花卉人物文尊式瓶を中心に―」
当館学芸員 宮崎もも

講座 美術の窓
9月11日(日) 午後2時から 講堂にて
「江戸時代の高級便箋」
当館館長 浅野秀剛
会場住所
〒631-0034
奈良県奈良市学園南1-11-6
交通案内
近鉄奈良線 学園前駅下車、南出口より徒歩7分、無料駐車場あり
ホームページ
https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/
奈良県奈良市学園南1-11-6
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