タイトル等
萬鉄五郎生誕130年×棟方志功没後40年
棟方志功 萬鉄五郎に首ったけ
会場
茅ヶ崎市美術館
会期
2015-09-06~2015-11-03
休催日
月曜日(9/21、10/12の祝日は開館) |
9/24 (木) | 25 (金) | 29 (火) | 30 (水) |
10/13 (火) | 14 (水)
開催時間
10:00~18:00
入館は17:30まで
観覧料
一般 700(600)円 | 大学生 500(400)円
高校生以下、市内在住65歳以上の方・障害者およびその介護者は無料
※( )内は20名以上の団体料金
主催者
公益財団法人茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団
協賛・協力等
協力 青森県立美術館|岩手県立美術館|棟方志功記念館
後援 NHK横浜放送局|神奈川新聞社
助成 公益財団法人 花王 芸術・科学財団|公益財団法人朝日新聞文化財団|芸術文化振興基金
概要
青森に生まれ日本を代表する版画家として活躍した棟方志功(1903-1975)。版画(1942年からは「板画」と表記)のほかにも油絵、倭画 (やまとが)、書、詩歌など多岐にわたり独創的な優れた作品を残しています。その棟方が、岩手に生まれ大正期に活躍した画家・萬鉄五郎(1885-1927)に対して日本の真実を油絵でなしとげた無類の人と手ばなしで認め、《わたくしは萬氏の繪の事については、際限を持たない。それ程、わたくしは「萬鐵に首つたけ惚れて」ゐるのだ。仕方がない程、参つてゐるのだ。》(「『萬鐵』の繪心」『板響神』1952年刊)とその心酔ぶりを記しています。これほど萬を敬愛し惚れ込んでいたことは、専門家の間でもあまり語られてきませんでした。ゴッホにあこがれ画家を目指して上京した棟方が、初めて入選を果たした春陽会展会場で、奇しくも「萬鉄五郎遺作展」が開催されていました。ここで棟方は何を目にし、何を感じたのでしょうか。以後、次第に版画の道へと分けいったその姿には、萬の影が漂っているように思われてならないのです。それを物語るように、棟方の奔放な表現性に萬のそれと通じるものを見出すことはたやすく、作品に漂う土着的な匂いにも共通する表現主義的な意識を感ぜずにはいられません。さらに、棟方は萬作品を手元に置きたいと1940年代から探し続けます。そして何度目かのめぐり会いで、ようやく手に入れた「自画像」に<萬鉄五郎先醒 (せんせい)>と自ら裏書きし、封印するかのように額裏に糊貼りして生涯愛蔵したことからも、並々ならぬ敬愛の念を抱いていた証といえます。この度、画家を目指した棟方志功の初期の作品を皮切りに、第6回春陽会展で目にした萬鉄五郎遺作室の再現を試み、そこに何を見出し萬に惹かれていったのか、棟方と萬、両者の作品を対比しながら棟方志功に萬がもたらした意義を跡づけたいと思います。また、東北出身の二人の画家の足跡を紹介することで、2011年の東日本大震災で多大な被害を被った東北地方の復興を応援するメッセージにもなれば幸いです。
イベント情報
【要申込】 お茶会 | 棟方志功流 お茶の楽しみ
講師の解説を交えながら棟方志功流のお茶の楽しみを再現します
日時 9月20日(日) ①11:00― ②14:00― (各1時間半程度)
講師 石井頼子 (棟方志功研究・学芸員、棟方志功令孫)
対象 3歳以上の方 (小学生未満は保護者同伴)
定員 各回12名 (申込制/先着)
料金 一席 1,000円

【要申込】 ワークショップ | 名画の人物になってみる
作品に描かれた人物像の動きを理解し、粘土を使って再現、共同制作を行います
日時 9月23日(水・祝) 14:00―15:30
講師 エサシトモコ (彫刻家)
対象 3歳以上の方 (小学生未満は保護者同伴)
定員 20名 (申込制/先着)
料金 無料

講演会 | 棟方志功 鎌倉の思い出
日時 10月4日(日) 14:00―15:30
講師 石井頼子 (棟方志功研究・学芸員、棟方志功令孫)
その他 料金無料。席数約50席

【要申込】 0歳からの家族鑑賞会 | 赤ちゃんと「絵とにらめっこ」
赤ちゃんとご家族へ「こども・作品・家族」のコミュニケーションをガイド
日時 ①10月3日(土)、②10月8日(木) いずれも10:30―11:30
講師 冨田めぐみ (NPO赤ちゃんからのアートフレンドシップ協会)
対象 ①おもに園児・小学生とその保護者 ②未就園児とその保護者
定員 各回30名 (申込制/先着)
料金 無料 (保護者は要観覧券)

ゲストトーク | 萬鉄五郎と棟方志功
日時 10月11日(日) 14:00―15:30
出演 石井頼子 (棟方志功研究・学芸員、棟方志功令孫)、平澤 広 (萬鉄五郎記念美術館学芸員)、小川 稔 (茅ヶ崎市美術館館長)
その他 料金無料。席数約50席

【要申込】 実技講座 | 組紐体験 棟方志功の色を組む
丸台を使って棟方作品をイメージした組紐のストラップ制作と、組紐の色についてのお話し
日時 10月25日(日) 13:00―15:30
講師 道明三保子 (文化学園大学名誉教授)
定員 20名 (申込制/先着)
料金 1,000円

ギャラリートーク
美術館スタッフによる展示作品の解説
日時 ①9月22日(火・祝) ②10月12日(月・祝) いずれも14:00―
料金 観覧券で参加可

【申込方法】
2015年9月6日(日) 10:00―
お電話(0467-88-1177) または、美術館受付にてお申し込みください
※受付時間は開館日の開館時間内
ホームページ
http://www.chigasaki-museum.jp/exhi/2015-0906-1103tenrankai/
会場住所
〒253-0053
神奈川県茅ケ崎市東海岸北1-4-45
交通案内
■ 公共の交通機関でお越しの場合
徒歩
JR茅ヶ崎駅南口より 高砂通りを南へ向かい 徒歩約8分です。

バス
同駅南口よりコミュニティバスえぼし号をご利用ください。
① 中海岸南湖循環市立病院線に乗車(約1分)し、
② 図書館前で下車、高砂緑地入口まで約70mです。

■ お車でお越しの場合
新湘南バイパス [茅ヶ崎海岸IC]より 江の島方面(左側二車線)へ、[柳島]交差点を左折し、国道134号線を進み、[野球場前]交差点を左折し、約800m直進すると右手に美術館専用駐車場があります。
ホームページ
https://www.chigasaki-museum.jp/
神奈川県茅ケ崎市東海岸北1-4-45
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