タイトル等
川上澄生 生誕120年・合併10周年記念
木版画の詩人 川上澄生の軌跡Ⅲ
―円熟期の多彩な活動―
会場
鹿沼市立川上澄生美術館
2階展示室
会期
2015-11-28~2016-04-03
前期展
2015.11.28 (土)―12.27 (日)
後期展
2016.1.9 (土)―4.3 (日)
休催日
月曜日(ただし1月11日、3月21日は開館)、12月24日(木)、12月29日(火)~1月8日(金)、1月12日(火)、2月12日(金)、3月22日(火)
開催時間
午前9時~午後5時
入館は午後4時30分まで
観覧料
一般 300円(200円)、高校・大学生 200円(100円)、小・中学生 100円(50円)
※( )内は20名以上の団体料金、「東武沿線美術館連携事業」共通券割引料金
※毎週土曜日は小・中学生無料
※毎月第3日曜日は鹿沼市内の中学生以下の子どもと同伴のご家族は無料
※障がい者手帳の交付を受けている方とその介護者1名は無料
※2月13日[土]は鹿沼ジュニア版画大賞表彰式のため、3月12日[土]は木版画大賞表彰式のため入場無料

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下記の栃木県内東武沿線の美術館で入館料が割引になります。当館以外の美術館で使用した入館券を受付にご提示ください。
協力館(五十音順)
・足利市立美術館、草雲美術館 ・鹿沼市立川上澄生美術館 ・小杉放菴記念日光美術館 ・佐野市立吉澤記念美術館 ・とちぎ蔵の街美術館
概要
当館では今年度、詩情豊かな作風で大正から昭和の版画界をリードした川上澄生(1895-1972)の生誕120年を記念し、三期に分けてその画業を紹介するシリーズ企画展「木版画の詩人 川上澄生の軌跡」を開催してきました。その締めくくりとなる本展は、終戦後の澄生の足跡を辿ります。
川上澄生は1949(昭和24)年に疎開先の北海道から宇都宮に戻り、栃木県立宇都宮女子高等学校で英語教師の職に就きました。高校では職員や生徒と版画誌『鈍刀 (どんとう)』を刊行するほか工芸部の顧問を務めるなど、版画やその他の美術の普及につとめながら、自らも制作の幅を広げます。前期展では、当時制作されたガラス絵や革絵の作品から、厳しい戦争の時代を乗り越えた澄生の安堵と、湧き出てきた遊び心に迫ります。
後期展では、異国趣味や懐古趣味の漂う作品を中心にご紹介します。澄生は、南蛮・紅毛文化や文明開化に戦前から強い関心を抱いており、新潟県柏崎市のコレクター、吉田正太郎のもとで南蛮渡来の風物や文明開化期の文物を目にし、また長崎を旅してそれらの題材を取材する機会も得ていました。50年代から晩年にいたるまで、南蛮風俗・明治風俗は澄生独自の作品世界を創り上げる重要なモチーフとなっています。
様々な技法や素材による作品、南蛮文化や文明開化といった憧れのモチーフを描いた作品を通して、版画家の恩地孝四郎も「たのしい制作」(『工藝』第96号)と高く評価した川上澄生の、終戦後の自由気ままな活動ぶりをご覧いただきます。
イベント情報
■館長と楽しむ作品鑑賞会
日時:2015年11月28日[土]、2016年1月9日[土] 午後2時~2時30分
会場:2階展示室 ※企画展チケットが必要です。

■ギャラリー・トーク (学芸員による作品解説)
日時:2015年12月12日[土]、2016年3月21日[月・祝] 午後2時~2時30分
会場:2階展示室 ※企画展チケットが必要です。
ホームページ
http://kawakamisumio-bijutsukan.jp/index.php?id=111
会場住所
〒322-0031
栃木県鹿沼市睦町287-14
交通案内
●JR日光線 鹿沼駅から 徒歩20分
●東武日光線 新鹿沼駅から 徒歩30分
●東北自動車道 鹿沼I.C.から 約6km
ホームページ
https://kawakamisumio-bijutsukan.jp/
栃木県鹿沼市睦町287-14
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