本展覧会では、市の収蔵美術品を交えながら、本市ゆかりの現代美術家・上條陽子と真島明子を紹介します。上條陽子は、厚紙などで構成した抽象作品やインスタレーション(空間芸術)を制作し、一方の真島明子は、木を素材とした緊張感のある空間を意識させる独特な立体作品を制作しています。
二人の作品は、同じ「抽象」とはいいながら、まったく異なる独特の世界を持っています。「抽象」というと多くの人は理解し難いものと感じるかも知れませんが、その魅力に触れるのには、特別な知識も技術も必要ありません。二人の作品を通して、まずは「抽象」の世界に触れてみませんか。