タイトル等
スペインの彫刻家
フリオ・ゴンサレス展
20世紀彫刻を拓いた男
会場
長崎県美術館
企画展示室
会期
2015-06-07~2015-07-20
休催日
6月8日(月)、22日(月)、7月13日(月)
開催時間
10:00~20:00
※最終入場は19:30
観覧料
一般 1,200(1,000)円、大学生・70歳以上 1,000(800)円、高校生 700(500)円、中学生以下無料
※( )は前売りおよび15名以上の団体割引料金

◎期間中、本展観覧券でコレクション展(常設展示室)に入場可。
◎障害者手帳保持者及び介護者1名までは5割減額。
◎コレクション展チケットをお持ちの方は、差額料金。
◎チケットぴあ(Pコード 766-806) [浜屋プレイガイド、みらい長崎ココウォーク他]、ローソンチケット(Lコード 85572)、イープラス(ファミリーマート他)、セブン-イレブン(http://7ticket.jp)、紀伊國屋書店長崎店(ゆめタウン夢彩都内)、メトロ書店本店(アミュプラザ長崎内)、くさの書店(西友道の尾店)、S東美他で販売。
主催者
長崎県美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
協賛・協力等
後援| 駐日スペイン大使館、在福岡スペイン国名誉領事館、長崎県、長崎県教育委員会、長崎市教育委員会、長崎県立長崎図書館、長崎市立図書館、NIB長崎国際テレビ、NHK長崎放送局、長崎ケーブルメディア、エフエム長崎
協力| 日本航空
協賛| ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜
企画協力| SDアート
助成| タカシマヤ文化基金
概要
鉄彫刻のパイオニアとして現在も大きな尊敬を集めているスペイン、バルセロナ出身の彫刻家フリオ・ゴンサレス (Julio González / 1876~1942)。「溶接」という技術を作品制作に取り入れ、デイヴィッド・スミス、アンソニー・カロ、エドゥアルド・チリーダなど後に続く主要な作家たちの進むべき道を拓いた彼は、ブランクーシやジャコメッティらと並び20世紀の彫刻の展開に決定的な影響を与えた存在であると言われています。
10代の頃より父親の工房で金工職人としての修行を積んだゴンサレスは、そこで金属加工の高度な技術を身に付け生涯それを収入の糧とします。一方で、若き日のピカソも通ったカフェ「クアトラ・ガッツ」に出入りし当時の最先端の芸術の空気を吸ったゴンサレスは、やがて画家となることを志し、父親の死後、1900年に一家とともにパリに移住しました。そしてサロン・デザンデパンダンやサロン・ドトンヌ等の展覧会へ油彩画の出品を重ねた後、古くからの親しい友人であったピカソとのコラボレーションを契機に自らの進む芸術の道を「彫刻」に定めます。
ゴンサレスが自覚的に彫刻家としての活動を開始したのは50代も半ばにさしかかった頃。その後、晩年に至るわずか10年余りの間に、鉄を鍛え、切断し、曲げ、溶接しつつ“物質と空間の不可分な結合により生み出される彫刻”という独自のコンセプトのもとで魅力的な作品の数々を生み出しました。
ゴンサレスの仕事を体系的に紹介する日本初の機会となる本展は、作家の充実したコレクションを擁するバレンシア現代美術館(IVAM)の所蔵品を中心に構成されます。鉄のオリジナル作品はもとより、1910年代の最初期の作例や1930年代の石の直彫り作品を含む彫刻55点のほか、金工細工、ドローイングなど総数約100点の作品により、20世紀の彫刻の歴史にゴンサレスが残した大きな足跡をご紹介します。
イベント情報
記念フォーラム「フリオ・ゴンサレス―その可能性の中心」
展覧会開催を記念し、2部構成のフォーラムを開催します。第1部はゴンサレス研究の第一人者で現在作家のカタログレゾネを編纂中であるトマス・リョレンス(Tomàs Llorens)氏、ゴンサレスの著作権継承者にあたるフィリップ・グリマンジャー(Philippe Grimminger)氏の2名をお招きし、ゴンサレス作品が持つ今日的な意味、作品の継承・保存の経過等を語っていただきます。第2部は長年にわたり彫刻の世界を見続けて来た世田谷美術館長の酒井忠康氏と、自らも鉄の溶断、溶接により作品を制作する彫刻家・青木野枝氏をお招きし、日本側から見たゴンサレス作品の魅力と可能性についてお話いただく予定です。なお、本フォーラムはタカシマヤ文化基金の助成により開催されるものです。
日時| 6月7日(日)
第1部| 13:00~14:45 (講師:トマス・リョレンス氏、フィリップ・グリマンジャー氏)
第2部| 15:00~16:00 (講師:酒井忠康氏、青木野枝氏)
会場| ホール
定員| 100名 (先着制/当日12:30より受付 ※第1,2部通しでご参加ください)
参加費| 無料
助成| タカシマヤ文化基金

学芸員によるギャラリートーク
日時| 6月21日(日)、7月5日(日)、7月19日(日) 14:00~
会場| 企画展示室
料金| 無料 (要本展観覧券)

ワークショップ はんだでゴンサレス [事前申込制]
ゴンサレスさんのように金属で立体を作ります。「はんだづけ」にも挑戦します。
日時| 6月20日(土) 10:30~15:00
会場| アトリエ
対象| 小学5年生~高校生
定員| 20人
申込締切| 6月1日(月)必着
参加費| 500円 (高校生は要本展観覧券)
《申込方法》
①参加者全員の氏名 ②年齢 ③〒 ④住所 ⑤電話番号を明記の上、ハガキにてお申し込みください。
《宛先)》
〒850-0862 長崎市出島町2-1
長崎県美術館「フリオ・ゴンサレス展関連企画」係
※結果は参加の可否にかかわらずハガキにて通知します。
※応募者多数の場合は抽選となります。
※実施日の1週間前までに結果通知が届かない場合は、美術館までお問い合わせ下さい。
ホームページ
http://www.nagasaki-museum.jp/exhibition/archives/97
会場住所
〒850-0862
長崎県長崎市出島町2-1
交通案内
路面電車
○出島電停 徒歩3分
○市民病院前電停 徒歩2分

バス
○長崎新地ターミナルバス停 (空港リムジンバス、高速バス含む※) 徒歩5分
○大波止バス停 (空港リムジンバス、高速バス含む※) 徒歩8分
○長崎県美術館バス停(土日祝のみ運行。)

JR
○JR長崎駅 徒歩15分

フェリー
○長崎港大波止ターミナル 徒歩10分


○長崎自動車道・長崎ICより 長崎出島道路経由 5分

※ 空港リムジンバス・高速バスは、出島道路経由など一部の便が停車します。高速バスは、大波止バス停のみ停車する便もあります。詳しくは各交通機関へお問合せください。
ホームページ
https://www.nagasaki-museum.jp/
長崎県長崎市出島町2-1
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