内藤ルネは1950~70年代の少女雑誌を中心に活躍したイラストレーターです。ルネは戦前からの抒情の名残りを捨て去った最初のイラストレーターといってもよいでしょう。
大胆な簡略化とデフォルメ、はじけるような明るさとビビッドな色使いを特徴とするルネスタイルは、新しい時代の到来を告げるものでした。
ルネは少女向けのイラストの流れを変え、現在のファンシー・グッズにその影響は色濃く残っています。
彼はまた、人形作家でもあり、インテリアデザイナーでもありました。
ルネ無くして日本の少女文化を語ることはできません。
ルネが発信した流行の数々をお楽しみください。