新シリーズ <―闇を讃えて― Elogio dela Sombra>
闇は新しい神話が立ち上がる空間であり、幽明はイメージの創造空間である」と言うボルヘスの詩に因んでの新シリーズである。
「闇の礼賛は、盲目・老年・死の予感を表彰するのみならず真の啓示・覚醒をも意味する。老いは明らかな形と闇に沈んでいない霞んだ形の間の生存で幸せな時間ともなりうる」
ボルヘス・シリーズ版画より代表作を展示
2000年に閉館したストライプハウス美術館では、ボルヘス・シリーズの版画個展を3回している。
―1988年:個展を予定していたところ1986年にボルヘスが逝去したので「ボルヘス追悼展」
―1993年:在外研修で1990年ブエノスアイレスの図書館を訪問「ボルヘスの国を尋ねて展」
―1999年:ボルヘス生誕100年記念「ボルヘス・シリーズ展」(マリア・コダマ来日講演)
この3回の展示作品約300点の中から代表作を選んで展示する。