日本で最初の漫画雑誌『ジャパン・パンチ』がイギリス人画家C・ワーグマンによって創刊されたのは文久2年(1862年)のことです。『ジャパン・パンチ』は日本の漫画に大きな影響を与えるとともに、幕末・明治期の激動する日本を活写して貴重な資料にもなっています。今回の展示ではワーグマンが当時の日本をどのようにとらえ、描いたかを『ジャパン・パンチ』からたどってみるものです。同時期、企画展示室では、フランス人漫画家G・ビゴーの来日120年記念の展覧会も開催していますので、二人の外国人の見た日本を見くらべてください。