版画の旅に出かけませんか?
須坂の版画家・小林朝治(1898-1939)が所蔵していた版画コレクションより、「新日本百景」シリーズをご紹介します。「新日本百景」は日本版画協会により企画され頒布された木版画のシリーズです。1938(昭和13)年秋より、限定150部で毎月刊行されましたが、戦時体制の影響からか1941(昭和16)年に100点にはほど遠い39景までで途絶えてしまいました。昨年、長野県では相次いで自然災害が発生しました。版画に描かれた美しい日本の姿が、旅の楽しさを思い起こさせ、復興への希望となることを願ってやみません。版画の旅を、ご堪能ください。