タイトル等
東北のオカザリ
―神宿りの紙飾り―
会場
多摩美術大学美術館
会期
2014-07-12~2014-09-15
休催日
火曜日
開催時間
10:00~18:00
入館は17:30まで
観覧料
一般 300円(200円) 大・高校生 200円(100円)
※( )は20名以上の団体料金 障害者および同伴者、中学生以下は無料
7月19日(土)、7月20日(日)はオープンキャンパスのため無料
主催者
多摩美術大学美術館
協賛・協力等
協力:福島県立博物館・北上市立博物館
概要
日本では古くから伝承されてきた神を祀る紙による造形が盛んに行われてきました。かつては日本各地に祭祀や神社や邸宅を飾る紙飾りの文化が存在しました。中でも東北地方では正月飾りとして複雑な意匠を立体的に切り込んだ豪奢な切り紙飾りが盛んに作られてきました。それらは大規模な神社よりも出羽三山信仰の修験道ともつながりのある中小の神社や民家などを飾る特殊技能として伝え広まったと考えられます。
この展覧会では、千葉惣次氏により蒐集された東北地方(主に福島県、宮城県、岩手県)に伝承された切り紙飾り(オカザリ、切り透かし、御幣、梵天など)および東北の生活文化を伝える郷土人形や玩具、民具、古布なども展示します。それに加え、千葉氏と共に度々東北地方を取材した写真家の大屋孝雄氏による切り紙飾りや東北の生活文化の写真作品も展示します。また切り紙で絢爛に飾られた舞台で舞われる宮城県の上町法印神楽の記録映像等も上映します。これらは東日本大震災以前から記録された貴重な資料と写真であり、その多くも今は失われた文化になりつつあります。しかし、独特なエネルギーに満ち、多岐にわたる地域と様式・意匠の多様性と美しさを伝えるべく遺された切り紙飾りは、まさに自然と生活への畏敬を表す“神が宿る紙飾り”として、東北の文化や民俗に深く根付いてきたことを教えてくれるでしょう。
イベント情報
いずれも参加無料(ただし入館料は必要)、当日受付

●講演会「東北文化と伝承切り紙」
講師:千葉惣次 (郷土人形作家・芝原人形四代目)
日時:7月12日(土) 14:30~
会場:地下1階多目的室

●切り紙実演
日時:7月13日(日)
11:00~12:30、14:00~15:30
会場:1階展示室

●学芸員によるギャラリートーク
日時:7月20日(日) 14:00~15:00
8月10日(日) 14:00~15:00
ホームページ
http://www.tamabi.ac.jp/museum/exhibition.htm
会場住所
〒206-0033
東京都多摩市落合1-33-1
交通案内
多摩センター駅 徒歩7分
(京王相模原線・小田急多摩線・多摩モノレール)
ホームページ
https://museum.tamabi.ac.jp
東京都多摩市落合1-33-1
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