萬鉄五郎は日本近代美術を代表する画家です。代表作『裸体美人』が重要文化財に指定されるなど、高く評価される画家ですが、その特異な表現性のため一般の人にとっては、萬の作品は「むずかしい」「よくわからない」と、しばしば敬遠されてしまいがちです。でも、絵画って「よくわかる」ものでしょうか? 写真のような絵が「きれいな絵」なのでしょうか?
今回の展示では、美術館収蔵の萬鉄五郎の油彩・水彩・素描・水墨などの作品約130点に、イラストやキャラクターを使った親しみやすい解説文を作成し、あわせて展示します。親子で会話を楽しみながら鑑賞できるような、そんな機会を提供します。お子様だけでなく大人の方にとっても新たな発見があるかもしれません。