「オートマタ (Automata)」とは、西洋のからくり人形のことを意味します。18~19世紀にかけてヨーロッパで作られた機械人形や自動人形のことを連想する方も多いかもしれません。今回紹介する作品群は、20世紀後半にイギリスで登場した現代オートマタです。歯車などの仕組みを意図的に見せる作りになっており、ハンドルを手で回して動かすのが特徴。シンプルな仕組みで動き、ユーモア表現を重視して作られています。
本展では、現在活躍中のオートマタ作家・原田和明氏の作品や、イギリスのオートマタ作品、さらにはペーパーオートマタなど約90点の作品を紹介します。
ほとんどの作品は実際にハンドルを回して楽しんでいただくことができます。
ハンドルを回すと何かが起こる! その全容を美術館でお確かめください。