「小磯良平大賞展」は、昭和時代を代表する洋画家で、文化勲章受章者の小磯良平画伯(1903年~88年)の業績を称え、平成4年に制定されました。当初は2年ごとのビエンナーレとしてスタートし、第8回展(2007年)からは3年ごとのトリエンナーレ形式で開催しています。
平面作品であれば、年齢や国籍はもとより、具象・抽象の区別や、テーマ、画材の制約もない、広く開かれた全国規模の公募展として、日本最高峰の美術賞を目指してまいりました。
第10回展は「美術界の発展」に加え、新たに「新人作家の発掘」という大きな目標を掲げ、40歳未満の作家を対象とする新人賞の格上げや、準入選を設けるなどし、平成24年12月3日~平成25年7月22日に応募を受付け、応募者数・応募点数ともに過去最多を記録し、その後、厳正な審査を経て、大賞1点・新人賞1点・佳作賞4点・入選者48点・準入選者24点、計78点がこの度決定しました。
展覧会では、入賞・入選作品計54点を展示します。