タイトル等
コレクション展 第3期
● 「名品セレクションⅡ」
● 「安井賞の作家たち」
● 「瑛九のヒカリ」
会場
宮崎県立美術館
展示室1 展示室2 瑛九展示室
会期
2013-09-10~2013-12-21
観覧料
観覧無料
概要
名品セレクションⅡ

宮崎県立美術館では、「郷土出身作家及び本県にゆかりのある作品」、「わが国の美術の流れを展望するにふさわしい作品」、「海外のすぐれた作品」の3つを、作品収集の柱としています。展示室1では、この中から海外、国内の名品、そして当館が誇るシュルレアリスムコレクションの名品を選りすぐって紹介します。
今回の展示では、自然を細かい色の点で表現し、新印象派を樹立したシニャック、力強い線と鮮やかな色彩でピエロやキリストを描いたルオーの名品に加え、本県出身の作家、瑛九とともに活動した、靉嘔や池田満寿夫らの作品を紹介します。
また、シュルレアリスムを代表する作家の一人であるエルンストと、その人生や活動に深く関わった作家たちの作品をあわせてご覧いただきます。

安井賞の作家たち

かつて「画壇の芥川賞」と称され、「新人洋画家の登龍門」として日本の美術家において常に注目を集めてきた安井賞。同賞は、わが国における近代洋画の巨匠の一人である安井曾太郎(1888-1955)の功績を讃え、現代美術の振興に貢献する目的で1957年に創設され、1997年の第40回を最後に長い歴史の幕を閉じました。
展示室2では、同賞受賞者の中から、自己を厳しく見つめる絵を追求し続けた鴨居玲、アフレスコ画法による鮮烈な色彩と躍動感あふれる世界を確立した絹谷幸二、自然から得たイメージを具象と抽象の融合した作風で表現する野見山暁治らの作品を紹介します。また、同賞候補作の作者の中から、大地に根ざしてたくましく生きる人々の姿を存在感のある堅牢な画面で描き出す堀研、建築物の基礎部分をモティーフに荒涼とした風景を描く本県出身の中村芳雄らの作品も紹介します。
あわせて郷土出身作家の作品もご覧いただきます。

瑛九のヒカリ

瑛九(本名:杉田秀夫)は、生涯を通じて常に新しい表現を求め、写真や版画、油彩など様々な技法に取り組み、多くの作品を残しました。また、その作風も初期から晩年に至るまで、印象派やシュルレアリスム風、抽象的な作品や点描など、多彩かつ複雑に変化しました。
なかでも、写真による作品は、いちはやく評価され、作家『瑛九』誕生のきっかけとなりました。印画紙の上に物を置き、直接光をあてて感光させるフォトグラムの技法に、自作の型紙を使うなどして、より絵画的な要素を加え発展させた瑛九は、これらの作品を光(photo)で描く(dessin)=フォト・デッサンと命名し、数多くの作品を生み出しました。
今回は、この光によって描かれたフォト・デッサンの代表的な作品と、瑛九が晩年にたどり着いた点描の作品の中から、光を感じさせる油絵などをあわせて紹介します。
ホームページ
http://www.miyazaki-archive.jp/bijutsu/box/collection.html
会場住所
〒880-0031
宮崎県宮崎市船塚3-210 (県総合文化公園内)
交通案内
●JR 宮崎駅から
・「西1番のりば」発の宮崎交通バス4分、「山形屋前」で下車し、「宮交橘通支店前」(交番近く)で「文化公園」「古賀総合病院」、国富・綾方面行等に乗換え9分、「文化公園」または「文化公園前」下車すぐ
・「西2番のりば」発の宮崎交通バス(「古賀総合病院」「綾」「酒泉の杜」行) 14分、「文化公園前」下車すぐ
・タクシーで約15分

●JR 宮崎神宮駅から
・タクシーで約5分、徒歩で約20分

●宮崎空港から
・「1番のりば」発の宮崎交通バス12分、「宮交シティ」で下車し、「3番のりば」で「古賀総合病院」、国富・綾方面行等に乗換え20分、「文化公園前」下車すぐ
・「JR宮崎空港駅」発の列車10分程度、「宮崎」で下車JR宮崎駅からの案内と同様
・タクシーで約30分

●高速道路から
・宮崎西ICから 車で約15分、宮崎ICから 約20分
ホームページ
https://www.miyazaki-archive.jp/bijutsu/
宮崎県宮崎市船塚3-210 (県総合文化公園内)
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