タイトル等
坂本一成住宅めぐり
会場
八王子市夢美術館
会期
2013-05-17~2013-06-30
休催日
月曜日
開催時間
午前10時~午後7時
ただし入館は午後6時30分まで
観覧料
一般:500円[400円]
学生(小学生以上)・65歳以上:250円[200円]
※未就学児無料 土曜日小中学生無料 [ ]内は15名以上の団体料金
主催者
公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団
協賛・協力等
監修:坂本一成
協力:東京工業大学博物館
企画協力:株式会社フリックスタジオ
協賛:東商事有限会社、株式会社スタンダードトレード
後援:一般社団法人日本建築学会
概要
坂本一成(1943年~)は八王子出身、日本を代表する建築家の一人です。氏は東京工業大学および大学院で篠原一男に建築を学び、その後武蔵野美術大学で助教授、東京工業大学で助教授、教授として後進の指導にあたりながら、住宅を中心に作品を発表してきたプロフェッサーアーキテクトとして有名です。東京工業大学坂本一成研究室からは現在、建築界においてその活躍がめざましいみかんぐみの曽我部昌史、アトリエ・ワンの塚本由晴や西沢大良などを輩出し、その師としても坂本の名は知られます。
氏の作品を読み解く上で特に触れておきたいのは、氏の「建築を自由にする」姿勢です。この姿勢は設計上の物理的制約からの自由を単に指すだけではなく、社会や生活の中にある建築や住宅の既存の有り様からの自由をも示します。例えば、私たちにとって馴染みのある住宅の間取り、いわゆるnLDK(リビング・ダイニング・キッチン)タイプは氏の住宅で使われることはありません。代わりに、例えば《代田の町家》(1976年)に顕著に見られるように中心となる部屋を主室、そして室と室をつなぐ間室、中庭は外室といったように部屋を場所との関係の中で位置づける間取りとしています。これは生活様式の内容まで含むいわば用途を前提とした室名が住宅の構成を不自由なものにしていると氏が考えるからに他なりません。この事例のように「建築を自由にする」姿勢は今日まで一貫する氏の重要な作品の特徴といえるでしょう。
展示では、1969年から2011年の間に氏が設計した作品のうち《水無瀬の町家》(1970年)、《House F》(1988年・日本建築学会賞作品賞)、《コモンシティ星田》(1991-92年・村野藤吾賞)、《House SA》(1999年)など20件を、模型とまるでその場にいるかのような巨大建築写真タペストリーで紹介。加えて現在計画中の住宅《Project AO》も1/3サイズの模型で初公開します。本展では氏の作品を通じて、私たちが普段あまり意識せずに住む住宅のあり方について改めて考えます。
イベント情報
●ギャラリートーク(申込不要・計3回)
坂本一成とともに展覧会場をめぐります。
日時:5月18日(土)/6月15日(土)/6月22日(土)
各回とも午後3時30分-4時30分
会場:八王子市夢美術館展示室内
費用:無料(ただし観覧料が必要です。)

●住宅見学会(要申込・計4回)
坂本一成の設計した住宅(八王子市内)を実際に見学します。
日時:①水無瀬の町家:6月2日(日) 午後1時-2時30分
②水無瀬の町家:6月2日(日) 午後3時-4時30分
③散田の家:6月9日(日) 午後1時-2時30分
④散田の家:6月9日(日) 午後3時-4時30分
※個人宅のため当日は現地へ直接ご案内いたしますので、各回とも開催時間の30分前までに指定の集合場所にお集まりください。
定員:各回とも10名 (抽選) 費用:無料
申込:往復はがき(各回とも1人1枚、応募1名まで)に住所、氏名、電話番号、①~④の会場・希望日時を明記のうえ返信面に宛名を書いて美術館へ送付。
応募〆切:5月21日(火)当日消印有効
ホームページ
http://www.yumebi.com/acv53.html
会場住所
〒192-0071
東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F
交通案内
●JR線「JR八王子駅」下車北口より 徒歩15分。京王線「京王八王子駅」下車 徒歩18分。

●駅よりバスでご来館のお客様は、バス停「八日町一丁目」で下車してください。
高尾・陣馬方面より バスでご来館のお客様は、バス停「八日町四丁目」で下車してください。
※JR八王子駅北口からは 「6~10」番乗り場、京王八王子駅からは「2、3」番乗り場をご利用ください。ただし、急行バスは止まりません。

●車でご来館のお客様は地下駐車場「八日町夢街道パーキング(有料・割引有り)」が最寄りです。
ホームページ
https://www.yumebi.com
東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F
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