タイトル等
古鏡─神秘に潜む装飾工芸
会場
センチュリーミュージアム
会期
2002-02-04~2002-03-30
休催日
日曜日
観覧料
一般500円、学生300円
主催者
財団法人センチュリー文化財団
概要
かつて、いまだ科学のなかった時代、古代人は鏡に映った顔かたちを自らの分身とみなして、その姿に並々ならぬ畏怖を抱いたようだ。ものを映すという鏡の効果を、魂をもとらえる霊力と感じたのである。

例えば、わが国の神話における八咫鏡は、天照大神を映しだしたゆえに、その御魂の依代とされ、「三種の神器」の一つとなった。かような観念からすれば、鏡ほど、人智をこえた絶対的な権威を発揮する身辺用具はない。

そして古代の鏡の背面には、東西、国々を問わず、そうした力にふさわしい、大自然・獣・神の姿など、人々のおそれと敬意の対象たるものが、さまざまに文様図案化されて装飾されたのであった。

以来、技巧的にも鋳造や彫刻、象嵌、螺鈿、金銀の箔を施すなど、細緻な手業のかぎりを尽くして、鏡の神秘が表現された。

このたびは、中国鏡から和鏡へ、その工芸美の流れのなかに、鏡によせた人々の思いを垣間見ようとするものである。
ホームページ
http://www.ccf.or.jp/
展覧会問合せ先
センチュリーミュージアム
会場住所
〒162-0041
東京都新宿区早稲田鶴巻町110-22
交通案内
東京メトロ東西線 早稲田駅下車 1番出口 徒歩6分
東京都新宿区早稲田鶴巻町110-22
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