タイトル等
企画展
記憶の島
岡本太郎と宮本常一が撮った日本
会場
川崎市岡本太郎美術館
会期
2012-07-21~2012-10-08
休催日
月曜日(9月17日を除く)、9月18日(火)
開催時間
9:30~17:00
入館は16:30まで
観覧料
一般800(640)円、高・大学生・65歳以上600(480)円
※本料金で常設展もご覧いただけます
※( )内は20名以上の団体料金、中学生以下は無料
主催者
川崎市岡本太郎美術館
協賛・協力等
協力:周防大島文化交流センター、毎日新聞社、岡本太郎記念館、株式会社堀内カラー
概要
「忘れられた日本」と「忘れられた日本人」
岡本太郎は、1957年から雑誌『芸術新潮』の「芸術風土記」連載のため日本各地をカメラ片手に、飛び回ります。その後も1966年まで岡本は、北は北海道から南は沖縄まで集中的に日本を取材し、数多くの写真を撮影しました。これらの取材で書かれた文章や写真が後に本として刊行される時、その題名には「日本」がついていました。例えば『日本再発見―芸術風土記』『忘れられた日本―沖縄文化論』『神秘日本』など。このことからも岡本の「日本」を巡る旅は、「日本」の本質を探す旅だったといえるのではないでしょうか。
岡本太郎以上に「日本」をまわりながら、数多くの写真を撮った民俗学者に宮本常一がいます。宮本は戦前から日本をくまなく回り、日本の民衆の生活をつぶさに見ながら調査しました。宮本の師であり、公私にわたってバックアップしてきた財界人であり、民俗学者・渋沢敬三は宮本の旅する軌跡を称して「日本列島の白地図の上に、宮本くんの足跡を赤インクで印していくと、日本列島は真っ赤になる。」と述べています。宮本は様々な調査を行いながら数多くの写真を残しました。宮本は写真を「記憶の島」と云い、また民俗学の大事なツールと捉え、写真民族誌(あるいは映像人類学)につながる方向性を示したのではないでしょうか。
一方、岡本太郎は土門拳との対談において「写真というのは偶然を偶然でとらえて必然化することだ。」と述べています。岡本の写真は彼の芸術家としての直観力と民族学を学んだ観察力に裏付けされているのではないでしょうか。
2人の写真を並べることで見えてくるそれぞれの写真の違いと共通点の中に「日本」そして「民衆」の姿を見ながら、高度経済成長(近代化)で失われたものを再発見しようという試みの展覧会です。この展覧会の2人が捉えた「日本」の姿が、現在の日本について見つめなおす機会になればと思います。
イベント情報
伝統芸能猿まわし 太郎次郎一門
宮本常一は、途絶えていた故郷・山口県の「周防猿まわし」の復活に尽力しました。今回は本展の関連イベントとして、宮本が関わった猿まわしの直系である「太郎次郎」が登場。岡本太郎美術館の《母の塔》の前広場で、楽しい技の数々を見せてくれます。
日程:2012年9月30日(日)
時間:14:00~14:30
会場:《母の塔》前広場
料金:無料

ギャラリートーク
担当学芸員による展示解説を行います。
日程:2012年7月29日(日)、8月12日(日)、8月26日(日)、9月9日(日)
時間:各日13:30~
場所:企画展示室
料金:無料

※都合により日程、時間等が変更になる場合があります。

宮本常一監修の映像上映
「日本の詩情―まつりと信仰―」(日経映像)を、会期中の土・日・祝日にガイダンスホールで上映いたします。

日程:会期中の土曜日、日曜日、祝日
時間:各日14:30~(約30分)
会場:ガイダンスホール
料金:無料
上映作品:『円空とアイヌ』、『岩木山参り』、『農民祭』、『豆腐まつり』、『黒川能』、『天狗と山の神』、『筑波山』、『田遊びの神事』、『伊勢参り』、『祇園まつり』、『海を恐れぬ男たち』、『祖谷の神代踊り』、『神々の国』、『長崎のおくんち』、『隠れキリシタン』、『石と田の神』

※各日2作品ごとの上映となります。詳しいプログラムにつきましてはお問合せ下さい。
※都合により日程、時間等が変更になる場合があります。
ホームページ
http://www.taromuseum.jp/exhibition/current.html
会場住所
〒214-0032
神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5
交通案内
小田急線 向ヶ丘遊園駅から
岡本太郎美術館の最寄り駅は「小田急線 向ヶ丘遊園駅」です。
向ヶ丘遊園駅 は、新宿から、小田原・湘南方面への急行で約20分、普通電車で約40分です。
多摩急行、快速急行は向ヶ丘遊園駅に停まりませんのでご注意ください。
【徒歩】 約17分
南口から道なりに進み、ダイエーを左手に見ながら稲生橋交差点を渡ってください。そのまま直進し、生田緑地の入口から坂道を上がり、芝生広場の右手奥が美術館です。
【タクシー】
南口タクシー乗り場から、行き先を「生田緑地東口」ないしは「日本民家園まで」とご指定ください。生田緑地の入口まで4分程度、そこから徒歩で約5分です。
【バス】
南口ターミナルから川崎市バス「溝口駅南口行」(5番のりば・溝19系統)乗車、「生田緑地入口」で下車(約3分)、バス停より徒歩約8分です。
※1時間に1~2本の運行です。
北口ターミナルから小田急バス「専修大学行」乗車、終点「専修大学前」で下車(約10分)、バス停より生田緑地西口園路(通行可能時間 8:00~17:30)を通って徒歩約6分です。


JR南武線・小田急線 登戸駅から
徒歩では約30分かかりますので、小田急線に乗り換えて向ヶ丘遊園駅をご利用ください。
【タクシー】
タクシーをご利用の場合は、向ヶ丘遊園駅からとほぼ同料金です。ご利用の際は、行き先を「生田緑地東口」ないしは「日本民家園まで」とご指定ください。
【バス】
川崎市バス(藤子・F・不二雄ミュージアム経由)「生田緑地」行きに乗車、終点「生田緑地」下車(約16分)、バス停より徒歩約5分です。
※10時~16時台は1時間に1本程度の運行、藤子・F・不二雄ミュージアム休館日は運休です。


JR南武線 武蔵溝ノ口駅・東急田園都市線 溝の口駅から
川崎市バス「向丘遊園駅南口行」(2番のりば・溝19系統)に乗車し、「生田緑地入口」で下車(約20分)、バス停より徒歩約8分です。
※1時間に1~2本の運行です。


東急田園都市線 梶が谷駅から
東急バス「向ヶ丘遊園駅南口行」(1番のりば・向01系統)に乗車し、「飯室」バス停で下車(約17分)、バス停より徒歩約10分です。
※1時間に2~3本の運行です。


東急田園都市線・横浜市営地下鉄 あざみ野駅から
小田急バス「向ヶ丘遊園駅北口行」(1番のりば・向11系統)に乗車し、「専修大学入口・川崎ゴルフ場入口」バス停で下車(約10分)、進行方向右手の坂道を上がり、生田緑地西口園路(通行可能時間 8:00~17:30)を通ってください。


東名 川崎インターから
普通車両の場合は、川崎インターを左折し、二つ目の信号(犬蔵交差点)を右折してください。そのまま直進し(約7分)、平三叉路を中央に進み、生田緑地の「東口駐車場」(有料)をご利用ください。
※カーナビをご利用の場合には、行き先を「生田緑地東口駐車場」とご入力ください。
大型車両の場合(バスなど)は、川崎インターを左折し、尻手黒川線を清水台で右折。浄水場通りを根岸陸橋で右折、世田谷町田線を多摩警察署前で右折し、府中街道の稲生橋交差点を右折して生田緑地の「東口駐車場」(有料)をご利用ください。詳しくは生田緑地東口ビジターセンターへ:044-933-2300


国道246号線から
国道246号線の溝ノ口交差点(立体交差)を、東京方面からは右折、町田方面からは左折し、府中街道に入って、府中方面に直進してください(約15分)。稲生橋交差点を左折し(約2分) 生田緑地の「東口駐車場」(有料)をご利用ください。
※カーナビをご利用の場合には、行き先を「生田緑地東口駐車場」とご入力ください。
ホームページ
https://www.taromuseum.jp/
神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5
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