見事な大技、ため息のドラマ…夢の案内人
芝居は、そら事の世界。大衆が憧れ、憂さ晴らしをする娯楽の場であった芝居小屋や舞台の様子は、これまで多くの画家を惹きつけてきたテーマでした。本展では、特に芝居や大道芸で活躍した役者や芸人に焦点をあて、「演じる人々」の魅力に迫ります。一度きりの現実の人生ではなく、虚構の芝居世界で別の人生を演じる役者、研鑽を積んだ技によって観客を非日常世界へとたくみに誘う大道芸人は、どのように画家の眼に映ったのでしょうか。
また会場では、作品に登場する有名俳優やアジアの大衆演劇についても紹介いたします。