本展のタイトル「満/空」は各自の作品の象徴である。
作品を作ることで達成感を味わいたい。(入江)
何かで満たすことで安心を得る。(中村)
意味を剥奪することで形式が見える。(堀内)
空間を物体に置換することで空間を視認する。(宮武)
というように、各作家の作品要素に満と空が存在していたためである。
満ちているとは、ポジティブに捉えられるが、一方で終わっており、可能性がないということである。
空とは、満たすべき入れ物がからの状態ということでもある。
すなわち、満と空のバランスを両立することが本来理想なのではないだろうか。
各自の「満/空」に対するアプローチをご高覧ください。