漫画家水木しげるが描く妖怪たちは、すぐそばにいることを感じ取ることができる身近な存在です。
今回は、水木しげるが歌川広重の「東海道五拾三次」に鬼太郎、目玉親父、ねずみ男をはじめ約三百に及ぶ妖怪たちを活躍させた五十五枚連作『妖怪道五十三次』や、妖怪画のイラスト、立体模型などを展示します。
合理的、科学的思考がまかり通る現代でも怪しい現象を見たり、聞いたりすることがあるように、この展示会を通して野山、水辺、道、家の中などいつでも私たちの身近にいる妖怪たちを感じてみてください。
「人間は自然とともに生きる」
それは、見えざる隣人たちが水木しげると共に伝えるメッセージなのです。