タイトル等
茶の湯の墨美─古筆と墨跡
会場
センチュリーミュージアム
会期
2000-11-13~2001-01-27
休催日
日曜日、12月24日(日)~2001年1月8日(祝)
観覧料
一般500円、学生300円
主催者
財団法人センチュリー文化財団
概要
墨跡や古筆切の名品が今日に受け伝えられたのは、室町中期に起こった茶の湯の世界で、その床の掛物となったことが大きな要因であった。

開祖とされる村田珠光は、一休宗純に参禅し、茶禅一味の境地を悟る。その折、授けられた「流れ圜悟」の墨跡(宋僧・圜悟克勤の印可状)は、侘び茶の理念の象徴として珠光の茶室に掛けられた。以来この書を頂点に、墨跡は茶掛の第一となる。

続く武野紹オウは、茶の湯を和様化へと導く。わが国固有の和歌を重んじ、藤原定家の「小倉色紙」をはじめ、広く古筆を茶掛に用いた。

やがて、千利休の登場。侘びの思想の徹底のもと、茶の湯の作法は体系化され、未曾有の興隆期に至る。利休亡き後、子孫・門弟へとその伝統は受け継がれて、現在の茶道文化盤石の礎となった。

このたびは、そうした長い伝世のなか、茶席第一の道具として、茶人の心を表してきた墨跡・古筆の掛物を特集陳列するものである。
ホームページ
http://www.ccf.or.jp/
展覧会問合せ先
センチュリーミュージアム
会場住所
〒162-0041
東京都新宿区早稲田鶴巻町110-22
交通案内
東京メトロ東西線 早稲田駅下車 1番出口 徒歩6分
東京都新宿区早稲田鶴巻町110-22
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