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タイトル等: 陶酔のパリ・モンマルトル 1880-1910
「シャ・ノワール《黒猫》」をめぐるキャバレー文化と芸術家たち
会場: 八王子市夢美術館
会期: 2012-04-06～2012-05-20
休催日: 月曜日(祝日の場合は翌日)
開催時間: 午前10時～午後7時
ただし入館は午後6時30分まで
※電力状況により変更する場合があります。
観覧料: 一般:500円[400円] 学生(小学生以上)・65歳以上:250円[200円]
未就学児無料
土曜日と5月5日は小・中学生無料
[ ]内は15名以上の団体料金
主催者: 公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団
協賛・協力等: 後援|フランス大使館
協賛|エールフランス航空
企画協力|アートインプレッション
概要: さあ、よってらっしゃい! みてらっしゃい!
「シャ・ノワール」は、世界でも極めて驚くべきキャバレーだ。あなたはパリで最も有名な人物と肩を触れ合う。世界中のあらゆる国から来た外国人と出会う。この時代にこんなうまい話はない。さあ、いらっしゃい。いらっしゃい。

「ベル・エポック(良き時代)」と呼ばれ、芸術の都パリが最も華やかで成熟した時代、芸術家の拠点モンマルトルに一軒のキャバレーがオープンしました。19世紀末のことです。店の名は「シャ・ノワール」。黒猫と名付けられたこの店は、芸能・娯楽の新たなスポットとして、またたくまに人気を呼び、多くの人々が集う一大社交場となっていきます。芸術家の関心も高く、作曲家のドビュッシーやサティ、建築家のエッフェル、詩人のヴェルレーヌ、小説家のゾラ、画家のロートレックらが足繁く通い、芸術家と若者たち、刺激を求める上流階級の人々がテーブルを共にしました。

あまたのカフェやキャバレー、ダンスホールで賑わうモンマルトルで、「シャ・ノワール」がひときわ異彩を放ったのには、店主、ロドルフ・サリスの戦略がありました。詩人のエミール・グドーと図り、セーヌ左岸、カルチエ・ラタンで萌芽したカフェの若者文化を、右岸のモンマルトルに流入させて人々の興味を惹きつけたのです。「アンコエラン(支離滅裂な人々)」「フュミスト(冗談好き)」と称する若者たちが繰り広げた反芸術的な活動がそれです。彼らの風刺やユーモアに満ちた行為や作品は、言葉やイメージによる掛け合いからなるもので、20世紀のダダやシュルレアリスム、更にはコンセプチュアル・アートをも先取りするものでした。また、「シャ・ノワール」の出し物の中でとりわけ注目されたのが、アンリ・リヴィエールによる影絵芝居です。凝った演出による映像と音楽、物語で成り立った、この新しい総合芸術は、人々を熱狂させフランスのみならず国外をも巡業することとなります。映画の誕生に先立つこと10年、その出現を予告したといえるでしょう。

本展ではポスター、絵画、版画、出版物、影絵芝居等の豊富な展示物で「ベル・エポック」のパリに花開いた芸術を「キャバレー文化と娯楽」という視点から紹介します。
イベント情報: コンサート
「19世紀末のパリ、そして音楽」
出演:かとうかなこ(クロマチック・アコーディオン)
向島ゆり子(ヴァイオリン)
日時:4月8日(日)午後2時開演
会場:いちょうホール・小ホール(八王子市本町24-1)
チケット販売:一般 2,000円
友の会 1,800円
問い合わせ先:042-621-3005(八王子市学園都市文化ふれあい財団)
当時流行した音楽と影絵芝居の生演奏を再現します

学芸員によるギャラリートーク

日時:5月11日(金) 午前11時から11時45分
会場:夢美術館展示室内
費用:無料(ただし観覧料が必要です)
定員:なし(直接会場へ)※座席はございません

ワークショップ

①「影絵ボックスを作ろう」
対象:小・中学生
講師:太田拓美(人形美術家/工房アルレッキーノ主宰)
日時:4月21日(土) 午後2時から4時
会場:いちょうホール第一展示室(八王子市本町24-1 1階)
費用:500円
定員:20名
申込〆切り:4月11日(水)必着

②「猫☆猫ワッペンを作ろう」
対象:小・中学生
講師:中山みどり(フェルトアーティスト)
日時:5月13日(日) 午後2時から4時
会場:いちょうホール創作室(八王子市本町24-1 4階)
費用:500円
定員:20名
申込〆切り:4月27日(金)必着

申込方法:往復はがきに住所・氏名と学年、電話番号と希望のワークショップ名を明記の上、返信面に宛名を書いて美術館へ 1枚のはがきで複数名応募可付き添い可定員を超えた場合は抽選(原則として①②どちらかの受講となります)