宇城市不知火美術館では毎年新年に、館所蔵作品の「収蔵品展」を開催しています。今回のテーマは、「それぞれの風景画」。画家が風景をどのように捉え、どう表現しているかに焦点を当て、19人で構成してみました。
才能を惜しまれながら30歳で他界した野田英夫のさりげないスケッチ、抽象画家 マナブ間部の若い頃の貴重な風景画、野田哲也の広々とした、柔らかく包み込むような風景、矢田道也の郷愁溢れる幻想風景、西村義人の心踊るパリ風景、西村正次の色彩豊かなスペイン風景…など、それぞれの風景画が楽しめます。
また、温かく不思議な空間が広がる松本英一郎、馬と草曼荼羅で叙情を追い求めた野口みさを、世界的に活躍している野田哲也の新収蔵作品も展示します。
点数は約50点、新年のひとときを、不知火の地で、ゆっくりとお過ごしください。