タイトル等
理想の暮らしを求めて
濱田庄司スタイル展
陶芸の人間国宝は、モダニストでした。
会場
パナソニック電工 汐留ミュージアム
会期
2011-07-16~2011-09-25
主催者
パナソニック電工汐留ミュージアム、朝日新聞社
協賛・協力等
後 援:港区教育委員会
特別協力:財団法人益子参考館
協 力:ガレリア・グラフィカ、アサヒ飲料株式会社
概要
現代陶芸の第一人者として、そして民芸運動の中心人物として広く知られている濱田庄司(1894-1978)。しかし、濱田がモダニストであったことにこれまで焦点があてられることはあまりありませんでした。
濱田はイギリスのディッチリングに滞在した時、工芸家たちが生活も芸術活動も含めたすべての身の回りの物事を自分の意思でデザインするという健康で自由な生活を目のあたりにし、「良き生活」についての重要性を学んだのでした。このことが、帰国後益子で生活することを選択させたひとつの大きな要因となりました。
一方で濱田は、各国の歴史的工芸品に触れるだけでなく、チャールズ・イームズなど当代きっての人気デザイナーたちとも交流を深めていきます。古民家を移築した益子の濱田邸にはイームズから直接譲ってもらったラウンジチェアが置かれ、濱田のお気に入りの場所となっていたのでした。さらにパースティと呼ばれるイギリスのミートパイやゆで豚など、当時の益子では珍しい肉料理を食卓に並べ、ビールのかわりにウィルキンソンの炭酸水を常飲するなど、新しい食生活を送っていました。古いものを大事にしながら最先端のデザインや食生活も取り込んだ新しい暮らし方は、濱田の造形家としての類まれなる感性の表れともいえるのではないでしょうか。この展覧会では、そうしたモダニストとしての濱田庄司の一面を紹介し、工芸と生活の結びつきを再検証しています。 (岩井)
ホームページ
http://panasonic-denko.co.jp/corp/museum/exhibition/11/110716/index.html
会場住所
〒105-8301
東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック電工ビル4階
交通案内
JR新橋駅「銀座口」より徒歩5分
東京メトロ銀座線新橋駅2番出口より徒歩3分
都営浅草線新橋駅改札より徒歩3分
都営大江戸線汐留駅「3・4番出口」より徒歩1分
ホームページ
http://panasonic-denko.co.jp/corp/museum/
会場問合せ先
NTTハローダイヤル 03-5777-8600
東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック電工ビル4階
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