横井悠(1983年三重県生まれ)の作品は鶏卵、なると巻き、いわしの煮干し、ソフトクリームの電光看板といった素材をモーターで人為的に高速回転または微動させるもの、また高所に貼られた布粘着テープ、砂時計に見立てたボトル入りマヨネーズ等が重力に従い長い時間をかけて落下するものなどからなり、鑑賞者に素材の運動や時間スケールを意識させるという特徴があります。
今回の展示では、それらの特徴に加えて、展示空間の内外にも積極的な試みを仕掛ける展示を予定しております。作品が展示されることによって、古いビルにありますギャラリー空間が変容する様も同時に楽しんで頂ければ幸いです。(GALLERY IND.吉倉拓真)