時代や系譜を超越し、独自の作風を確立した陶芸家 國吉清尚(1943~1999)。
没後13年を迎える2011年、國吉と親交のあった県内関係者等の協力による大規模回顧展を企画します。
國吉清尚の作品は、沖縄の陶芸が「民芸」の視点で語られる一方で、それらを超越し独自の世界を創り出しました。沖縄の伝統的な工芸を基本とし、その心を大切にしながら、人に向き合い、人を引き付け、人にほれ込んだ、國吉清尚の生きざまを昇華した作品―酒器、雑器、華器、オブジェから、國吉が表現してきた世界を概観する展覧会を開催します。