タイトル等
開館30周年記念特別展
国立マイセン磁器美術館所蔵 マイセン磁器の300年
会場
大阪市立東洋陶磁美術館
会期
2012-04-07~2012-07-22
休催日
月曜日(4月30日、7月16日は開館)、7月17日(火)
開催時間
午前9時30分~午後5時
入館は閉館の30分前まで
観覧料
一般1,000円(800円)、高大生600円(500円)
※( )内は20名以上の団体料金。※身体障害者手帳、ツルのマーク付健康手帳、大阪市敬老優待乗車証などをお持ちの方、中学生以下は無料。
主催者
大阪市立東洋陶磁美術館、国立マイセン磁器美術館、NHK大阪放送局、NHKプラネット近畿
協賛・協力等
後援=ドイツ連邦共和国大使館、大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館 協賛=冨士機材
協力=ジーケージャパンエージェンシー、ルフトハンザ カーゴ、ルフトハンザ ドイツ航空
製作協力=NHKプロモーション
概要
ヨーロッパにおける磁器生産発祥の地、ドイツ東部に位置するマイセン窯は、2010年に開窯300年を迎えました。これを機に、国立マイセン磁器美術館が所蔵する約230点の作品により、西洋磁器誕生のドラマと300年にわたる歴史の全貌を紹介します。
15世紀の大航海時代以来、香辛料や絹とともにヨーロッパに運ばれた中国製の磁器は、白く輝く堅牢なやきものとしてしだいに王侯貴族の心をとらえていきました。17世紀に始まった東インド会社による組織的な輸入により、高価な磁器は「白い金」とまで呼ばれ、王侯貴族や富裕層の熱烈な収集ブームが巻き起こりました。ザクセン選帝侯兼ポーランド王の「アウグスト強王」(選帝侯在位1694-1733)は、最も情熱的に磁器の収集を行った一人で、その熱意は自国での磁器製造へとむけられます。王の命令のもと、錬金術師ベットガー(1682-1719)が磁器の製法を研究し、1709年ついにその製法が解明されました。ヨーロッパ初の硬質磁器の誕生です。1710年には、王立磁器製作所がドイツ東部マイセンの地に開窯しました。その後も絵師ヘロルト(1696-1775)が色絵磁器の、彫刻家ケンドラー(1706-1775)が磁器彫刻の技術をそれぞれ完成させ、芸術性、造形性に優れた独自の作風を確立したマイセン窯は、他に類を見ない優れた磁器製作地としての評価を確固たるものとしました。以来300年、現在もなお盛んに生産を続け、その製品は人々を魅了してやみません。
本展では、磁器に先立つ中国の宜興窯(ぎこうよう)、徳化窯(とっかよう)の模倣作品に始まり、東洋への憧れを示す「柿右衛門写し」、「シノワズリ(中国趣味)」などの作品群、アウグスト強王が夢見た磁器の動物園のための大型動物彫刻、宮廷生活を彩ったロココ様式のフィギュリン(小型立像)、万国博覧会出品作、モダニズム期の斬新な作品群など各時代を代表する名品の数々が一堂に会します。東洋の「白い金」への情熱から誕生し、ヨーロッパの宮廷文化により育まれた、華麗なるマイセン磁器の美の世界をお楽しみください。
イベント情報
◎記念講演会「白き炎の芸術-マイセン」
講師=池田まゆみ氏(美術工芸史家)
日時=2012年6月9日(土) 14:00―16:00(13:30より開場)
場所=当館地下講堂
定員=70名(事前申込制)

※往復葉書に住所・氏名・電話番号を明記の上、当館「記念講演会」係まで郵送ください。葉書1枚につき1名様有効。応募者多数の場合は抽選となります。
※申込締切2012年5月19日(土)必着
※参加無料(展覧会には別途観覧料が必要)
※お申込みの際にご提供いただく住所・氏名などの個人情報は厳重に管理し、本事業の実施ならびに事務連絡以外には使用いたしません。
ホームページ
http://www.moco.or.jp/exhibition/2011/06.html
展覧会問合せ先
大阪市立東洋陶磁美術館
TEL.06-6223-0055 FAX.06-6223-0057
会場住所
〒530-0005
大阪府大阪市北区中之島1-1-26
交通案内
・京阪 中之島線「なにわ橋駅」 1号出口すぐ

・地下鉄御堂筋線・京阪本線「淀屋橋駅」 1号出口、
地下鉄堺筋線・京阪本線「北浜駅」 26号出口
各駅から約400m 大阪市中央公会堂東側
ホームページ
http://www.moco.or.jp/
会場問合せ先
TEL.06-6223-0055
大阪府大阪市北区中之島1-1-26
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