本居 長世(もとおり ながよ 1885-1945)は、国学者「本居宣長」の家系に生まれながらも音楽を志し、東京音楽学校の門を叩きました。
音楽への想いはやがて作曲へと実を結び、「赤い靴」「七つの子」「青い眼の人形」を始めとする童謡の他、芸術歌曲、歌劇、器楽曲を数多く発表しました。
今回の特別展では、長世自らが描き遺した楽譜のほか、当時の写真や関連史料を一堂に集めて公開します。
明治23年創建から120年目を迎える旧東京音楽学校奏楽堂で“童謡の父”本居長世のたぐいまれな音楽人生を目の当たりにすることでしょう。