今の日本には「カワイイ」文化が溢れています。その波は海を越えてヨーロッパにも及びkawaii は世界共通語となりました。アニメやマンガといったサブカルチャーに始まった「カワイイ」はアートも含めあらゆる分野で商品化され、日常生活を彩っています。カワイイ主義は「カワイイ」に囲まれた現実社会を映すと同時に「アートとは何か」を問いかける脱カワイイ主義でもあり、究極のチョーカワイイ主義でもあるのです。(広本伸幸)
「カワイイ」という言葉は、今や世界で通用する日本語になりました。この「カワイイ」はアートの常識を変えつつあります。「美しい」ものを目指すアートから、「カワイイ」ものを喜ぶアートへ。このうねりは外国へ胸を張って発信できる日本の文化です。本展では、単に「カワイイ」だけのアートを越え、より深化した作品を「超カワイイ主義」としてご紹介します。
若手アーティスト4名の作品、約90点を展示。