タイトル等
ヨーロッパ貴族の至宝 レースとレース・グラス展
~時代を超えた王侯貴族のレースへの想い~
会場
箱根ガラスの森
会期
2010-04-23~2010-11-03
休催日
無休
開催時間
9:00~17:30(入館は17:00まで)
観覧料
大人1300円、大高生1100円、小中生800円
主催者
ヴェネチア市立美術館総局、毎日新聞社、箱根ガラスの森美術館
概要
15世紀以降、ヨーロッパ貴族たちを魅了してきた繊細優美なヴェネチアン・グラス。なかでも乳白ガラスの細線がレース模様を織りなす「レース・グラス」は、その美しさから「ガラスの貴婦人」と称され、貴族たちの垂涎の的となります。
レース・グラス誕生には、16世紀頃に始まる「レース編み」の流行が深く関わっていました。レース編みは衣服の襟元や袖口を美しく飾り、エリザベス1世やポンパドゥール夫人など、時の権力者たちの心をとらえました。当時、手仕事で作るレース編みは宝石よりも高価で、その模様やボリュームは、社会的な地位を示す重要なアクセサリーでした。貴族たちのレースへの熱い想いは、同じくステータス・シンボルであったヴェネチアン・グラスにも影響を与え、レース・グラスという新たな技法を生み出す原動力となったのです。
本展では、ヴェネチアから始まりヨーロッパを熱狂させた、レースとレース・グラス約100点を、その文化的背景やエピソードとともにご紹介していきます。
ブラーノ島レース博物館を創立した、イタリア王国マルゲリータ王妃(1851~1926)の着用したドレスが日本で初公開されるほか、同博物館所蔵作品より厳選した襟やカフス、テーブルリネン、さらに世界有数のレース・コレクターであるダイアン・クライス氏の貴重なコレクションも出品され、16世紀~20世紀のレース編みを、レースを愛した貴族たちのエピソードとともにご紹介します。また、ムラーノ島ガラス美術館所蔵作品より、そのレース編みを表現し、繊細さを追求したガラスの美の極致であるレース・グラスをご紹介していきます。往時のヨーロッパ貴族の憧れ、レースとレース・グラスの気品あふれる至宝の数々をご覧ください。
ホームページ
http://www.ciao3.com/
展覧会問合せ先
箱根ガラスの森 0460-86-3111
会場住所
〒250-0631
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
交通案内
お車では、東名御殿場I.Cから乙女峠経由仙石原まで車で約20分。
電車では、JR・小田急線小田原駅よりバス湖尻・桃源台行き「俵石・箱根ガラスの森前」バス停下車すぐ
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
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