彫刻家・佐藤栄太郎(1928-2008)は学校法人 佐藤栄学園理事長を務めるなど教育者として大きな功績を遺し、昨年11月に逝去いたしました。芸術に造詣が深く、1914年に創設された日本美術学校(現・日本美術専門学校)を再興し校長として芸術家を育てたほか、当サトエ記念21世紀美術館を創設し地域美術の振興に尽力するなど、日本美術界に発展に大きく貢献した人物です自らも彫刻家として夢と希望をテーマとする塑像作品を制作し、第35・37回日展特選、第29回日彫展奨励賞などを受賞しています。本展では、日本美術専門学校との共同企画展として、日展、日彫展出品作品を中心に佐藤栄太郎の彫刻を展示するだけでなく、その遺志を継ぎ後進の育成のため日本美術専門学校で教鞭を執る芸術家たちの作品を一堂に集め、ご紹介いたします。