タイトル等
パウル・クレー
東洋への夢
会場
横須賀美術館
会期
2009-09-05~2009-10-18
休催日
9月7日(月)、10月5日(月)
開催時間
10:00:00~18:00:00
ただし、9月中は19時まで(土曜日は20時まで)開館
観覧料
一般 900円/高大生・65歳以上 700円/中学生以下無料
主催者
横須賀美術館
協賛・協力等
後援:スイス大使館、日本パウル・クレー協会/協力:スイス・インターナショナル・エアラインズ
概要
20世紀を代表する画家のひとりパウル・クレー(1879-1940)の展覧会は日本でもたびたび開催されており、その作品は多くの日本人が愛好するところですが、クレーが東洋美術とりわけ日本美術との直接的な関係を持っていた事は、これまでほとんど知られることはありませんでした。
1902年、22歳のパウル・クレーは、旅先のフィレンツェでヨーロッパ公演中だった川上音二郎一座の舞台を観て、主演の貞奴と日本の演劇から強い印象を受けました。おそらくクレーにとってこの体験が、「日本」と直接的に触れた最初の機会と推測されます。そして続く1905年~08年頃には、北斎漫画をはじめとする浮世絵をモデルにした作画上の試みを数点手掛けています。
クレーは個人コレクターや出版物を介して浮世絵を知る機会をもったようですが、最初期にはフランス印象派、後期印象派の影響を強く受けており、浮世絵の構図を援用したゴッホの作品などからも間接的に日本美術を学んだといわれています。線描による造形を探究していた初期のクレーにとって、北斎漫画の巧みなスケッチが格好の手本となったことは容易に想像されます。 20世紀初頭のヨーロッパでは日本や中国の美術を紹介する書籍が相次いで出版されており、後年クレーの書架にも中国文化関連の書籍が並んでいたといいます。またクレーが、漢詩の世界に強く惹かれていたことも広く知られています。
本展は、クレー研究において優れた成果をあげてこられた奥田修氏(パウル・クレー・センター財団研究員)によって主な部分が構成されています。線描画家として頭角を現しつつあった初期作品に浮世絵からの直接的な影響を確かめるとともに、色彩画家として成熟した中期以降の作品に見られるアジア的なかたち(カリグラフィー、省略、シンボルといった要素)についても注目します。スイス、ベルンにあるパウル・クレー・センター所蔵のデッサンや水彩画など約90点に加えて日本国内に所在する15点を展示し、あわせてクレー作品と関連する浮世絵版画等も展示します。
巡回等情報
なし(千葉市美、静岡県美巡回済)
ホームページ
http://www.yokosuka-moa.jp
会場住所
〒239-0813
神奈川県横須賀市鴨居4-1
交通案内
[電車をご利用の場合]
●京浜急行「馬堀海岸」駅もしくはJR「横須賀」駅から観音崎行きバスで「観音崎京急ホテル・横須賀美術館前」下車徒歩2分
●京浜急行「浦賀」駅から観音崎行きバスで終点「観音崎」下車徒歩5分

[お車をご利用の場合]
●横浜横須賀道路馬堀海岸ICから約3km
*駐車場(120台):最初の1時間300円 以降150円/30分 上限1,500円/日
(展覧会ご観覧の方は1時間無料)無休
ホームページ
http://www.yokosuka-moa.jp/
神奈川県横須賀市鴨居4-1
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