タイトル等
浜田知明展
不条理とユーモア コレクションによる特集展示
会場
北九州市立美術館
会期
2009-06-06~2009-07-12
休催日
毎週月曜日
開催時間
9:30~17:30(入館は17:00まで)
観覧料
一般500(400)円、高大生300(200)円、小中生200(100)円
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
※市内在住の65歳以上の方は無料(年長者施設利用証をお持ちください)
主催者
北九州市立美術館
概要
浜田知明は1917年に熊本県上益城郡高木村(現・御船町高木)に生まれました。中学時代に絵画を富田至誠に学び、東京美術学校油画科に入学しますが、卒業した年に彼を待ち受けていたのは、戦争による軍隊生活でした。絵をもっと描きたいという志半ばに戦場に送られた浜田は、「兵士たちはたいてい、ミケランジェロの彫刻を思わせるような素晴らしいポーズで死んでいた。」とのちに語っているように、すべての物事を絵のモチーフとして見る画家のまなざしですごします。そしてそのまなざしはまた戦争という極限状況における軍隊の矛盾や、人間の残酷さをもしかと見つめていました。
そんな浜田が戦後に選んだモチーフは戦争。そして戦争を一番的確に描くためにあえて選んだ技法が「鋭く、冷たい表現のできる」エッチングでした。《初年兵哀歌》シリーズをはじめとする作品は世界的にも評価されており、2007年にはイタリアのウフィツィ美術館が作品19点を収蔵しています。
また戦争を扱った作品のみならず、その後も《ボタン(B)》や《取引》など人間社会や時代を鋭く洞察した作品を制作し、65歳からは新たに彫刻という表現手段も手にしています。版画、彫刻作品を通していえるのは、戦争をはじめとする社会における不条理を、ただ辛辣に風刺するのでなく、時にユーモアをもって表現していることでしょう。その作品からは浜田の人間に対する深い関心と愛情がうかがえます。
北九州市立美術館では、開館当初から浜田知明の作品を収集しています。平成20年度に浜田知明氏本人から彫刻作品19点の寄託を受け、当館のコレクションはより充実したものとなりました。モノクロームの小さな画面から響く、果てしなく、どこまでも強いメッセージを、当館コレクション約170点から感じ取っていただけたらと思います。
ホームページ
http://kmma.jp/
展覧会問合せ先
北九州市立美術館 Tel.093-882-7777
会場住所
〒804-0024
福岡県北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1
交通案内
美術館シャトルバス(無料)
「七条」⇄「美術館口」⇄「美術館」
シャトルバス「七条」のりばから、10:00より16:40まで運行(20分間隔)。

西鉄バス
●市内各地より「七条」または「美術館口」で下車。「七条」または「美術館口」からシャトルバスに乗車し、「美術館」で下車(所要3~5分、20分間隔発車)
●「福岡天神バスセンター」から高速バス“いとうづ号”(小倉方面行き)に乗車し、「七条」で下車(所要1時間15分)。「七条」からシャトルバスに乗車し「美術館」で下車。


●北九州都市高速道路「山路」ランプから車で8分
●【福岡・熊本・長崎方面から】九州自動車道「八幡IC」から北九州都市高速道路へ
●【山口方面から】九州(中国)自動車道「門司IC」から北九州都市高速道路へ
●【大分方面から】国道10号線から北九州都市高速道路(長野ランプ)へ

鉄道(JR)
【JR小倉駅(在来線・新幹線)から】
●「小倉駅バスセンター③のりば」から西鉄バス22番(黒崎行き)に乗車し「七条」で下車(所要30分)。「七条」からシャトルバスに乗車し「美術館」で下車
●「魚町」から西鉄バス1番(黒崎・折尾行き)に乗車し、「七条」で下車(所要20分)。「七条」からシャトルバスに乗車し、「美術館」で下車
【JR戸畑駅から】
●「戸畑駅」から西鉄バス40番(香月・小嶺行き)に乗車し「美術館口」で下車(所要20分)。シャトルバス「美術館口」からシャトルバスに乗車し「美術館」で下車
【JRスペースワールド駅・JR枝光駅から】
●タクシー(所要10分)
【JR黒崎駅から】
●「黒崎バスセンター」から西鉄バス1番(砂津・魚町行き)、22番(砂津行)に乗車し「七条」で下車(所要20分)。「七条」からシャトルバスに乗車し「美術館」で下車
ホームページ
http://www.kmma.jp
福岡県北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1
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