このたび、国立西洋美術館(台東区上野公園)におきまして、2008年9月30日(火)から12月7日(日)まで、国立西洋美術館、日本経済新聞社、ロイヤル・アカデミーオブ・アーツの主催で「ヴィルヘルム・ハンマースホイ」展を開催する運びとなりました(なお本展は日本での開催に先駆け、6月28日から9月7日まで、イギリス・ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで開催中です)
19世紀デンマークの画家ヴィルヘルム・ハンマースホイは、北欧の象徴主義美術を代表する最も重要な作家の一人です。その名は日本ではまだほとんど知られていませんが、1997-98年に開催されたオルセー美術館(パリ)とグッゲンハイム美術館(ニューヨーク)での回顧展によって再び脚光を浴び、近年、国際的な再評価の機運が高まっています。
日本発の回顧展となる本展では、日本初公開作品を中心に、ハンマースホイ作品約90点に同時代に活躍したデンマークの画家ピーダ・イルステズとカール・ホルスーウの作品約10点を加えた総数約100点を通して、これまで見過ごされてきた画家とその作品の魅力に迫ります。