■東洋美術コーナー:浮世絵『会話を楽しむ』
携帯電話やメールなどが普及する現代でも、人々が集い、話しをする場面は楽しいものです。浮世絵を見ると、昔の人々も現代と変わらず、楽しく会話をしていた様子が数多く描かれています。
今回の東洋美術コーナーでは、人々が楽しく会話をしている浮世絵を前期・後期合わせて約60点紹介します。描かれている人々が、どのようなつながりで何を話しているのか、脚本家になった気分で会話を想像しながらお楽しみください。※作品保護のため、会期期間中に展示替えを行います。
■近代美術コーナー:近代美術に見る女性たち(ミレイ展にあわせて)
2008年春のコレクション展では「ミレイ展」にあわせて、美術史上、絵画や彫刻の中でその魅力を放っている女性にスポットをあてた作品をご紹介します。近代美術の中で、画家や彫刻家たちはどのように女性を描いてきたのでしょうか。さまざまな表現の違い、まなざしの違いを30数点の作品で探ります。近代日本の画家たちの作品、そして女性を豊かな量感のうちに表現し、地中海を思わせる静かな調和を持つ作品を発表したフランスのマイヨールの彫刻、素描、版画をご堪能ください。
■近代名品コーナー
モネ《睡蓮、柳の反影》、ドガ《マネとマネ夫人像》、ルノワール《麦わら帽子を被った女》、ユトリロ《モンマルトルのノルヴァン通り》、坂本繁ニ郎《海岸の牛》ほか
■地元作家コーナー:具象から抽象へ―多賀谷伊徳
福岡県遠賀郡出身の多賀谷伊徳(1918-1995)は、線と面の交差で構築された色彩豊かな画面で知られていますが、初期には風景画やシュールな世界も描いています。独自の絵画を探求するため、模写することさえ否定した彼の作品には、具象性を内包するものや、色の区別のみで構成されたものなどがあります。今回、多賀谷のスタイルが確立される以前の作品も展示し、油彩・素描・版画、約20点でその展開の道筋をたどります。
■テーマコーナー:2007年度新収蔵作品
200年度に購入・寄贈の作品をご紹介します。
■テーマコーナー:日本人作家による人体の描写
日本の作家8人による人体の素描をご覧頂き、描写力や着眼点のすばらしさなど、それぞれの作家の個性あふれる描写をお楽しみください。
■現代美術コーナー:階調の美―坂本善三
油彩6点と・・・