タイトル等
ドイツ・ポスター 1890~1933
会場
京都国立近代美術館
会期
2008-02-26~2008-03-30
休催日
毎週月曜日
開催時間
午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般1300(1100/1000)円 大学生1000(800/700)円
高校生600(400/300)円 中学生以下無料
( )内は前売り/20名以上の団体料金
主催者
京都国立近代美術館、読売新聞大阪本社、読売テレビ
概要
前世紀転換期の美術雑誌『パン(PAN)』や『ユーゲント(Jugend)』など、そしてバウハウスのグラフィック・デザインは、すでに第二次世界大戦前から日本ではよく知られていました。しかしその両時代を繋げ、当時のドイツにおけるグラフィックの動向、とりわけポスターの全貌を紹介したような展覧会はこれまで開催されてきませんでした。

19世紀末、フランスを中心として、ロートレックなどのいわゆる「絵画的ポスター」が脚光を浴びますが、その背景には1796/98年にドイツ人アロイス・ゼーネフェルトによるリトグラフの発明があります(カラーリトグラフの発明は1837年)。グーテンベルク以降の印刷技術とその豊かな歴史を持つドイツでも、フランスとりわけパリの動向さらにはイギリスの影響を受けて、1900年頃から近代的なポスター、つまり画とテキストが融合した新しい視覚媒体としてのグラフィックへの関心が高まり、第一次世界大戦前に最初の黄金期を迎えます。

熱心な個人コレクターも登場し、中でもベルリンのハンス・ザックスは1905年に「ポスター愛好者協会」を設立し、雑誌『ポスター(Das Plakat)』を主宰して、この新興芸術の普及に努めています。広告ポスターで発揮された高い伝達能力は、また政治分野においてもプロパガンダ・ポスターとして利用されることになります。代表的な例が、第一次世界大戦中に制作された一連の戦争ないし銃後のポスターならびに戦後の政治的(政党)ポスターであり、メッセージの伝達性という目的においては、広告とプロパガンダの境界が極めて曖昧になっていくことがわかります。そしてこの両分野における経験を背景に、ヘルベルト・バイヤーなどのバウハウスやその他の新たなデザイナーたちによって、ドイツのグラフィックは第二次世界大戦前、第二の黄金期を迎えることになるのです。

本展覧会では、「カルピス」の国際懸賞広告ポスターや杉浦非水を中心とした「七人社」の活動そして「大戦ポスター展」など、同時代の日本におけるドイツ・ポスターの受容・展開を示す作品・資料をも加えた約180点で、1890年から1933年にかけてのドイツのポスターがもつ魅力と先進性を多角的に検証します。
ホームページ
http://www.momak.go.jp/
展覧会問合せ先
代表:Tel.075-761-4111 テレホンサービス:Tel.075-761-9900
会場住所
〒606-8344
京都府京都市左京区岡崎円勝寺町
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「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ

□阪急電鉄・京阪電鉄~バスをご利用の方
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市バス5番 岩倉行
「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ

■阪急烏丸駅・河原町駅、京阪祇園四条駅から
市バス46番 平安神宮行
「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ

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京都国立近代美術館:Tel.075-761-4111
テレホンサービス(展覧会のご案内):Tel.075-761-9900
京都府京都市左京区岡崎円勝寺町
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