出光コレクションは、出光興産の創業者である出光佐三氏(1885~1981)が蒐集した美術品を核に形成されました。1966年(昭和41年)に出光美術館が開館してからは、美術研究、展示公開、修復保存に基づく積極的な美術館活動に伴って、さらに多彩な蒐集活動が展開され、とりわけ日本と中国の美術・工芸の分野においては世界屈指のコレクションとして名を馳せています。
この展覧会は、膨大な質量を誇る出光コレクションの中から、やまと絵、漢画、文人画(南画)、書跡、中国・日本の陶磁・漆工・金工など、幅広いジャンルから精選した約72件(重要文化財14件、重要美術品6件を含む)を一堂に展観し、コレクションの粋を紹介するとともに、その形成の歴史と出光美術館活動の意義を辿ります。
三千年の時を超えて集結した東洋の至宝を是非ともお見逃しなく。