瀬戸大橋で結ばれる岡山・香川両県は、さまざまな交流が求められています。この企画は、岡山・香川の県立博物館が連携し、3年間にわたり両県の文化交流をはかろうというものです。
1年目である今年度は、両館相互の所蔵品を中心に、名品の交換展示を実施します。岡山県立博物館では、香川県歴史博物館の所蔵品の中から高松松平家に伝わる大名道具の優品を紹介します。
高松松平家は徳川御三家の一つ水戸徳川家の筆頭分家であり、徳川家康の孫である松平頼重を初代とし、幕末まで11代にわたり高松藩を治めました。この展覧会では、同家に伝来した大名道具の中から、書画・茶道具・刀剣・刀装具などの優品約40件を展示し、香川県の大名文化の一端を紹介します。