本展覧会では、当館の所蔵品寄託品の中から日本・中国の絵画・彫刻・工芸や朝鮮半島の工芸など、国宝5件、重要文化財約80件をはじめとする約500点を一堂に展示します。
日本の絵画では尾形光琳「燕子花図(かきつばたず」や上村松園「晩秋」など多様で個性的な展開を示す作品を、中国の書画では重要文化財 伝王維(おうい)「伏生授経図(ふくせいじゅきょうず)」や重要文化財 米ふつ(べいふつ)「草書四帖(そうしょしじょう)」など歴代の中国宮廷コレクション旧蔵品を、そのほか中国・龍門や天龍山などの石窟の造像や、精緻な中国・朝鮮半島の工芸、根付や印籠などをはじめとした日本の漆工芸など、当館の特徴的なコレクションの魅力をご覧いただきます。
また、滋賀・聖衆来迎寺(しょうじゅうらいごうじ)所蔵の国宝「六道絵(ろくどうえ)」や大阪・法楽寺所蔵の重要文化財「不動明王二童子像」など、近畿周辺の社寺や美術愛好家から寄託をうけている宝物の数々も展示します。