タイトル等
近代日本洋画の巨匠 黒田清輝展
会場
平塚市美術館
会期
2007-07-21~2007-09-02
休催日
月曜日
観覧料
一般700(560)円、高大生500(400)円
( )内は20名以上の団体
次の方々は無料:中学生以下、第2、第4土曜日高校生、平塚市民で身体障害者手帳・療育手帳等の交付を受けた方と付添者、平塚市民で60歳以上の方
主催者
平塚市美術館、東京文化財研究所、東京国立博物館
概要
近代日本の洋画を創始したともいえる黒田清輝(くろだせいき・1866-1924)の画業を回顧する展覧会を開催いたします。黒田の遺志によって、その前身がつくられた東京文化財研究所のご協力のもと、《湖畔》などの代表的な作品から、デッサン、書簡や日記までを紹介します。

黒田清輝は、幕末の鹿児島で薩摩藩士の家に生まれ、幼くして父の兄清綱の養子となり、東京で育ちました。のちに法律を学ぶためフランスへ留学します。しかし、パリで絵画に興味をいだき、法律家から画家に転身。外光派の画家ラファエル・コランに師事し、アカデミックな美術教育を受けました。
1893(明治26)年、約10年間の留学生活を終えて日本に戻ると、日本の洋画界は大きな変革を迎えることとなります。黒田はフランスで学んだ外光派の明るい画面をもたらしました。それまで主流であったバルビゾン派風の絵画にかわって、新しい画風が人々に受け入れられていったのです。
一方、1896(明治29)年には、美術団体「白馬会」を結成し、東京美術学校の指導者となり、明治・大正時代の洋画界における中心的な人物となっていきました。加えて、1907(明治40)年の文展開設に携わり、1910(明治43)年には洋画家としてはじめて帝室技芸員に任命されるなど、晩年にかけて、美術行政を主導する役割を果たすようにもなります。

本展では、黒田清輝のフランス留学時代の作品から、《湖畔》、《智・感・情》などの代表的な作品、晩年の作品まで、資料とともに紹介します。また、《波打ち際の岩》など当館所蔵の作品も展示いたします。画家として新しい絵画を日本にもたらし、とりわけ晩年には美術行政に深く関わり、その制度の確立に尽力した黒田清輝の優れた画業をご覧ください。

出品予定:油彩80点・素描60点程度、写生帖・書簡・日記などの資料
ホームページ
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/
展覧会問合せ先
平塚市美術館Tel.0463-35-2111
会場住所
〒254-0073
神奈川県平塚市西八幡1-3-3
交通案内
JR東京駅から東海道線、または新宿駅から湘南新宿ライン(直通)で約1時間。 JR平塚駅から徒歩20分。 または平塚駅東改札口(北口)より神奈川中央交通バス 4番乗り場乗車「美術館入口」または「コンフォール平塚前」下車。 無料駐車場70台。
ホームページ
https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/
神奈川県平塚市西八幡1-3-3
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