日清戦争開戦から第二次世界大戦終結まで実施されていた軍事郵便制度の歴史を、実物資料や写真とともに紹介します。
軍事郵便制度は、明治27年日清戦争の開始とともに実施され、昭和20年の第二次世界大戦終結までの半世紀にわたる歴史があります。
その軍事郵便を担っていたのは、野戦郵便局の局員です。野戦局の局員は、前線の兵士と同じような危険をおかして人々の心を戦地へと配達していました。
この展示では、実際に当時野戦局で使われ、次の部隊へすぐに移れるように工夫された皮製ポストや布製の看板、通信日附印などの郵便用品などを展示します。
また今回初公開の「野戦局日誌」は日露戦争時の野戦郵便局の様子をつづっています。戦地に赴いた野戦局の局員から見た軍事郵便の様子が描かれています。