新春にふさわしい肉筆浮世絵として、上柿芳龍《羽根つく美人図》、石川昔信《若衆人形遣図》、歌川豊春《猿引き図》、宮川長春《万歳図》などを展示します。
また、近代を代表する日本画家、横山大観・下村観山・菱田春草による《寿老人・鶴・亀》は、若くして亡くなった春草を悼み、春草が描いた亀の図に大観、観山がそれぞれに寿老人、鶴を描いて三幅対とした作品であることが、大観の箱書きにより知られています。
更に、西洋絵画からはジャン=フランソワ・ミレーの繊細なパステル画《田園に沈む太陽》、ヴラマンク《花束》、ベルナール・ビュフェ《二羽の鳥(つる)》など大谷コレクションの名品約30点をご覧いただきます。
正月三が日はホテル内でも様々なイベントを企画しておりますので、美術館での作品鑑賞とあわせて新春の賑わいをお楽しみください。