タイトル等
日本近代洋画への道展
―山岡コレクションを中心に―
会場
北九州市立美術館
会期
2006-06-10~2006-07-09
休催日
毎週月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌日が休館)
開催時間
9時30分~17時30分(入場は17時まで)
観覧料
一般800【600】円
高大生600【400】円
小中生400【300】円
※【 】内は、前売り及び20名以上の団体料金
主催者
北九州市立美術館、読売新聞社
概要
明治期、洋画誕生時代の「リアル」
江戸から明治へと移り変わる時代は、日本の歴史の上で政治的にも、また文化的にも大きな転換期でした。美術の世界でも油彩画の流入という画期的なできごとにより、まさに激動の時代の幕開けとなりました。
写実的な挿絵、精巧な地図や図解など、江戸時代後期に初めて西洋絵画を目にした日本の画家たちは、その迫真的な写実主義に驚き、なんとかその技法を身につけようと試行錯誤を繰り返しながら、新しい芸術の創造へと歩みだしていきました。
この展覧会では、日本の近代洋画史をたどる上で、欠かすことのできない山岡コレクションによって、洋画誕生の歴史を振り返ります。山岡コレクションとは、実業家、山岡孫吉氏(1888-1962、日本におけるディーゼルエンジン事業の創始者)によって収集された日本洋画の一大コレクションで、長らく一部の研究者のみが知る幻のコレクションとされてきたものです。
絵空事を夢見ながら描くのではなく、現実を直視しながら描く絵。リアルということ。これらは江戸後期になって西洋科学との出会いによって日本人にもたらされた姿勢です。明治期の油彩画の例を数点見てきましたが、それぞれ当時の画家たちは、日本人にとって油彩画とは何か、日本人の油彩画はどうあるべきかなどの問題について真剣に考え、作品を制作しています。その問題意識は絵画だけの問題にとどまらず、ひいては広く、日本とは何か、日本はどうあるべきか、という問題について考えることでもありました。と同時に、作品を発表することは、各人の意思表明でもありました。彼らは文字通り現実を直視し、対象に肉迫する絵を描き残してくれています。現代の我々がそうした作品の一つ一つを直視しながら、そこに込められたメッセージを丁寧に読み取っていくこと。そこには現代社会の「リアル」について考えるヒントも隠されているのではないでしょうか。
ホームページ
http://kmma.jp/
展覧会問合せ先
北九州市立美術館 Tel.093-882-7777
会場住所
〒804-0024
福岡県北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1
交通案内
美術館シャトルバス(無料)
「七条」⇄「美術館口」⇄「美術館」
シャトルバス「七条」のりばから、10:00より16:40まで運行(20分間隔)。

西鉄バス
●市内各地より「七条」または「美術館口」で下車。「七条」または「美術館口」からシャトルバスに乗車し、「美術館」で下車(所要3~5分、20分間隔発車)
●「福岡天神バスセンター」から高速バス“いとうづ号”(小倉方面行き)に乗車し、「七条」で下車(所要1時間15分)。「七条」からシャトルバスに乗車し「美術館」で下車。


●北九州都市高速道路「山路」ランプから車で8分
●【福岡・熊本・長崎方面から】九州自動車道「八幡IC」から北九州都市高速道路へ
●【山口方面から】九州(中国)自動車道「門司IC」から北九州都市高速道路へ
●【大分方面から】国道10号線から北九州都市高速道路(長野ランプ)へ

鉄道(JR)
【JR小倉駅(在来線・新幹線)から】
●「小倉駅バスセンター③のりば」から西鉄バス22番(黒崎行き)に乗車し「七条」で下車(所要30分)。「七条」からシャトルバスに乗車し「美術館」で下車
●「魚町」から西鉄バス1番(黒崎・折尾行き)に乗車し、「七条」で下車(所要20分)。「七条」からシャトルバスに乗車し、「美術館」で下車
【JR戸畑駅から】
●「戸畑駅」から西鉄バス40番(香月・小嶺行き)に乗車し「美術館口」で下車(所要20分)。シャトルバス「美術館口」からシャトルバスに乗車し「美術館」で下車
【JRスペースワールド駅・JR枝光駅から】
●タクシー(所要10分)
【JR黒崎駅から】
●「黒崎バスセンター」から西鉄バス1番(砂津・魚町行き)、22番(砂津行)に乗車し「七条」で下車(所要20分)。「七条」からシャトルバスに乗車し「美術館」で下車
ホームページ
http://www.kmma.jp
福岡県北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1
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